2017年9月25日月曜日

平成29年9月のあれこれ

 夏の恒例行事、ストリートトリプルRの6か月点検。車輛を受け取った帰りに夕食。

なんとなくコース仕立て、その1

マンボ飯店 075-757-7645 水休

 「ずいぶん、久しぶりですね」と店主に迎えられました。スイマセン、肉食続きだったもので。

 左上から先付け感覚で、ピータン豆腐、¥400。見た目も風味もクセのあるピータンが食べやすくなってます。とは言え、譬えようのない個性が漂います。

 前菜として、天然ハマチ・イチジク・わさび菜・熟成レモンの...名前を忘れた料理、¥1,200?中華料理流のサラダ、花椒か何かがピリッと。皮まで食べられるイチジク、こんな合わせ方があるとは。

 マンボの焼き餃子、¥500。食べないで帰ると、後悔してしまう名作。

 丹波高原豚・ゴーヤ・レンコンの上海風酢豚、¥1,400?全くパサつきのない豚肉、ムチムチしてます。しっかり酢は加えられていますが、食べていると違和感はない。「ごはん、お出ししましょうか?」と言われた通り、定食orどんぶり化したくなる誘惑にかられます。この後があるから、今回は辞退しましたが。




なんとなくコース仕立て、その2

〆の炭水化物は、有機つるむらさき・焼豚・黄ニラの上海炒麺、¥1,400?とにかく麺が美味しくて主役です。季節ごとの野菜を使えば、定番の料理として正立しそうです。実際、そうかもしれません。
 具材それぞれの持ち味を生かしつつ、まとめ上げる店主は名指揮者です。

 烏龍茶のアイスモナカ、¥400。舌触りはアイスクリームというより、アイスクリンな感じです。サッパリの甘さに、烏龍茶の香りがフワリ。モナカの形は、今年は酉年ってこと?

 これからは、たまに来てお腹がはち切れんばかりに食べるより、注文する品数を絞って来店頻度を増やしたい。でも、そんな時間あるかな?














ならまちの休日。安い駐輪場(¥300)を見つけたので、ストリート・トリプルRをそこに預けて、散歩する感じで。

何やこれ!

 駐輪場から、ノモケマナに向かう途中にて遭遇。朝晩涼しくなってきましたが、これもいちおう秋の実りなんでしょうか。それとも、小っちゃい宇宙人の家?

 さほど毒々しくはありませんが、さりとて美味しそうでもありません。気持ち悪くはないけど、カワイイとも言えない。何とも微妙な...。

 しばらくしてから、このキノコ(左下画像)をスマホの待ち受け画像にしました。キモカワイイってこーゆーことなんですかね。

 ところで、ノモケマナは10月まで休業中でした。










己の胃腸に愛を!




粥屋☆穀雨https://twitter.com/koku_nara 不定休

 かなり前の事ですが、中国料理の店で一年間ほどアルバイトをした経験があります。その時たまに賄いでお粥が出ました。中国の朝御飯はこんなんやで、とのこと。お粥自体には味付けは無かったので、朝ならいいけど昼や夜の賄いでは物足りなくない?と思ってました。

 さて、ネットでウロウロしていたら、この店にたどり着きました。「へ~、中国粥が看板メニューって珍しいなぁ」と気になりました。肉・肉・肉、ご馳走ばかりでなく、時には優しい料理で緩急をつけましょう。

 節季粥の膳、¥1,080。その時々で具材が変わるお粥には、出汁で味付けされているので、そのままでもご馳走感があります。この日は冬瓜でしたが、もう少し大きめに切ってはどうですかね。素材感を強調するためにも。
 冬瓜自体には味は無いので、出汁で旨みを含ませるのですが、煮物ではなく粥にするのは「目から鱗が落ちる」でした。

 配膳されてから、おかずに見える豚の角煮や南瓜の煮物は、お粥に加えて食べて下さいと説明されました。予想外の食べ方でしたが、これが面白かった。個人的には柚子胡椒が最高。薬味のようにちょこっと添えると、特別な食事に格上げ。 

 次に伺う時には、もちいどの商店街の現店舗(~10月10日迄)から近所の移転先になるでしょう。古民家なんかが似合いそう。その時は、担々麺が食べたいな。

やっと見つかったお気に入り

pieni blanchttps://pieni-blanc.jimdo.com/ 0724-93-4471 不定休

 あのキノコから少し西に歩いていくと、「こんなトコに焼き菓子屋がある。知らんかった、後で行こ」
 当初は別のカフェに行くつもりでしたが、自分の勘を信じてこちらに変更。事前の情報は一切ナシ。

 ピエ二ブランと読みます。表の看板に「焼き菓子とコーヒー」とあったので、女性店主かなと思っていたら、シュっとした男性パティシエでした。彼曰く、「焼き菓子が好きなんですよ。」

 生菓子は一日一種類だけ。本日はイチゴショートならぬ、イチジクショート?斑鳩町の農家から仕入れてるそうです。こんなに果物と生地、クリームが調和しているショートケーキを始めて経験しました。もちろん追加しました、撮影忘れのチーズケーキ。ベイクなんですが、空気を抱き込んだスフレ感がある。
 コーヒーは御杖村の焙煎所、森の珈琲屋から。中深煎りくらいかな、流行の酸味の強調ではなく、香ばしさが際立つ。
 店主は奈良出身ではありませんが、この街が好きでお店を構えられました。よって、素材は積極的に奈良のものを使っていきたいそうです。

自分用お土産

フィナンシェ、ブラッドオレンジのガレット、各¥220くらい。カヌレ、¥180?

 食べ応えがあるフィナンシェ、オレンジの香りと酸味がアクセント、カリッとガレット。お茶の時間のアテに最高。ケーキ一個分の値段で、焼き菓子が二個。これじゃ手ぶらで帰れません。

 店内での飲食と持ち帰りで、合計¥2,000くらい。中心から少し離れてるけど、お茶とお菓子が楽しめる場所をやっと確保しました。
 ショップカードのロゴはお子さんがモチーフかな?店にも来ている時があるそうなので、次に会いたいな。







贈り物

垣谷繊維http://shirayuki-fukin.com/ 0742-22-6956 第1・3・5土、日休

 去年、母親から白雪ふきんを貰いました。「あぁ、あの有名なヤツね」、「確かにカワイイけど、そんなに違うもんかねぇ」、と高を括っていました。
 で実際に使ってみると、驚異的な吸水力、それによる皿拭き時間の短縮。まさに奈良の名品、参りました。

 今回は良くしてくださる方への贈り物と祝一周年のお祝いを兼ねて購入しました。物語シリーズより、「シンデレラ」と「赤ずきん」、そして、モダンシリーズから「猫」、各¥410。器好きのあの方の仕事が、少しでも捗る一助になれば。

 せっかく奈良に来てるのだから、社会勉強も兼ねて本社ギャラリーまで足を延ばしました。社長さんのご自宅の一角を商品ギャラリーとされていて、お宅訪問な感じもありつつ商品を選びました。
 自分用には、基本型にして完成型、無地の「白雪ふきん」を購入、¥302。次回は手ぬぐいを買おうかな。

食事パン

木色https://www.facebook.com/kiirobake0426/ 0774-27-9032 月・不定休

 ちょっと遠回りして再び。隠れた名店とは、まさにココ。

 最近、お手軽御飯として、オープンサンドにハマっています。まぁ、手抜きと言われると否定はしません。それ用に、たぶん全粒粉入りの食パン、¥760+税。

 今日の晩御飯として、ポレンタのパン、¥90+税。噛み締めていると、とうもろこしの味が滲み出てくる。

 この組み合わせがスゴイ、デーツとブルーチーズ?のパン、¥200+税。香ばしいパンに、コク甘じょっぱい。













 この日は時間が限られていたので、美術館or博物館、見つけたギャラリーや骨董屋はパス。疲れていて昼まで寝ていたから仕方がない。その代り、遅めの夏休みをしっかり取ります。何処に行こうかな、またあそこ?それとも...。

クロスバイク

これまで、たまにロードバイクの画像を掲載しておりましたが、普段はこのクロスバイクでウロウロしています。

 ロードバイクのピナレロFP1は2008年モデルですが、このスペシャライズドはその二年前ほどに購入しました。ちょうどバイクの駐輪の取り締まりが強化され始めた頃です。
 それでその対策を考えている時に、ある京都出身のバイク芸人の方が自転車にもハマっているという記事を読みました。あ~その手があったか、自転車移動もアリかなと思ったのが購入のきっかけでした。
 それ以来、自転車に乗ること自体が楽しい。もうママチャリには戻れません。京都市の市街地はこれでじゅうぶん移動可能です、雨天以外は。

 もう十年くらい乗ってますので、あちこち不具合が出てきました。そこで先月、鰻を食べるている間に、五条通りの自転車屋さんに調整・整備をお願いしました。
 そのついでに汚れてきたグリップを交換、¥700+¥500(工賃)。色はメランコリック・サファイアを選択。なに、それ?と思われた方は、先月のニールズヤードレメディーズの記事を参照。まぁ要するに群青色です。

 ところで、この自転車屋さんに先客として、後述の料理店の店主がお子さんと来られていました。「こんにちは、〇〇(店名)です。覚えておられますか?」わたくし、「うゎ、思わぬトコでお会いしますね。今度は夜に行きますよ。」

BGMは蓄音機から

肉洋食オオタケhttp://demi-hamberg.com/ 075-708-6085 木休

 先月の予告は、こちらのお店。ランチは二回体験していますが、夜にやっと来れました。ブルース好きの店主が繰り出す魅惑の肉料理のあれこれ。

 食べた順で記述します。まず、鴨の生ハムとチーズ。看板料理のハンバーグ。アスパラガスと豚肉の炒め物。イチボのステーキ(200g)、画像のラムシンのステーキ(200g)、いずれも焼き加減はレアで。〆は牛肉炊き込みご飯。飲み物は、オレンジジュースと柚子ソーダ。徹頭徹尾、肉まみれで合計、¥14,500。

 ハンバーグは粗挽きと称している通り、ミンチの粒が大きいことがわかります。脂もかなり少な目で肉そのものに近い。試行錯誤された末の傑作ではありますが、店主曰く、「今ところはこれがベスト」とまだ上を目指しておられます。

 結果的にステーキは部位の食べ比べになりました。いずれも柔らかく、ラムシンがややキメ細かい歯触りでした。薬味はやっぱり塩が最高。赤身肉なので、いつも通り噛み締めて旨みを引き出す。あ~幸せ。
 今回是非とも注文したかったのが、牛肉炊き込みご飯。「これだけは注文させて!」、連れの方にお願いしました。日本料理を学ばれた店主ならではの、唯一無二の逸品です。ホームページ冒頭の動画にこの料理の仕上げの様子があります。そこでは細切れのようですが、実際は(この日はイチボの)肉の塊がゴロゴロ投入されている料理です。
 脂の香りと風味が漂いつつ、肉とその旨みを含んだ御飯がガツンではなく、しみじみ心を満たします。豪快な見た目に反して端正な印象、後口の良さにも驚愕します。隠れ名物として勝手に認定。ランチで肉飯定食みたいなのしてくれへんかな。

 さて、画像はいつもの撮り忘れではなく、意図して一皿だけとなりました。この店に興味を持たれた向きにはスミマセンね。わたくし、連れの人を差し置いて写真を撮りまくるほど無粋ではありませんので。

 店主の手が空いたので、蓄音機でレコードをかけてもらいました。(ロバート・ジョンソンが聞きたかったけど、)ナット・キング・コール、美空ひばりなど。チリチリ、パチパチ、デジタル音源にはない雑音も含まれますが、それを補って余りある音像のふくよかさ。レコードにはレスポールの音色ように、人間の感性に馴染む親近感があります。

 この様に魅惑の肉料理だけでなく、食材としての肉やレコードについて話して豊かな時間を過ごしました。「すごくいい店ですね」、お連れした方も楽しんでいただけたようで、なによりです。
 
 余談、その1。もうすぐ開店一周年なので、それを機に肉の品質を格上げするそうです。余談、その2。電話予約した時、大竹さんは本当にエェ声されてるなぁと思いました。興味がある方は、是非電話で予約しましょう。