2015年12月31日木曜日

平成27年12月のあれこれ、その2

八幡市のデザート専門店、ゴリールにて。開店当初はアシェットデセール、二皿or三皿での提供でしたが、現在は単品での注文になっています。よって、自分で勝手にコース仕立てにして楽しみました。おまけネタも少し。

あん塩とお茶のババ

Cafe et Dessert Gorillehttps://www.facebook.com/cafe.gorille 075-981-3381 火休

一皿目。あん塩とお茶のババ、¥550。ブリオッシュには、目には見えませんが餡子と塩が練り込まれ、ホロホロとした食感です。ほんのりラム酒が香り、甘みのある深蒸し茶を合わせます。心が穏やかになる味です。

オーナーパティシエの方が、近所のお客さんにも食べ易いようにと考案されました。伝統的なババは、お酒がガツンと効いていて敷居が高い。わたくしは物珍しさで注文しましたが、まとまりがあります。これは正解。






とろけるガトーショコラ

二皿目。とろけるガトーショコラ、¥400。一皿目を踏まえて何にしようかなと迷っていたら、パティシエの彼と同意見でこれ。

粘度が高くて舌に絡みつくような存在感がある。この添えられた塩が効いていて、味わいが華やかに拡がる。巨大な生チョコのようで、質・量ともに満足度が高い。

コーヒーは、極深煎りのイタリアンブレンド、¥400。酸味が無くてふくよかですが、重たくはない。割と女性はあの酸味が苦手だそうです、へぇ~。








カヌレ

三皿目。カヌレ、¥150×2。外側がカリッ、内側はムチッで、食感の変化愛好家が思わずお代わり。コーヒーのアテとして、これは自分用のお土産にアリ。

カヌレは手掴みで食べましょう。それと世間には、カヌレマニアの人がいるそうです、へぇ~。

楽しい会話と甘いもんまみれで、合計¥1,650。見た目はチト地味ですが、わざわざ来る甲斐があります。駐車場もアリ。

持ち帰りで、柿と梅干しのコンフィチュール(220g)、¥750。組み合わせが斬新。酸っぱさは無くて、柿の歯触りと濃厚な味がたまらん。そのままバクバク食べたくなる。






梅みそピザ
VERT DE GRIShttp://vertdegris.jp/  0774-71-3505

森の中で道に迷ってしまいました。しばらく歩いていると、一軒のカフェがありました…。そんな童話に描かれていそうなお店です。

ツーリングで奈良通いを始めた頃、「こんな所にカフェがある!」 それ以来京都に帰る途中、いつもここで休憩していました。

最近、お茶の時間は満席続きだったので、昼前に来店しました。季節の野菜をのせた梅みそピザのセット(飲み物、デザート付き)、¥1,200+税。サクふわの生地で、パンピザに似ている。チーズのコクと梅みその酸味、大葉の爽やかさが相まって、おやつ的軽やかさ。ピッツェリアのそれとは違う魅力があります。

余談ですが、数年前にこの店でお花見をしました。階段を上ってすぐ、建物の隣に立派な桜の木が植えられています。木陰のテーブルでランチとお茶、穴場です。


おまかせアレンジメント

良くしてくださる方が体調不良との事で、久しぶりにこちらで花束をお願いしました。花の種類はおまかせ、バックパックに収まるコンパクトサイズで、¥3000+税。

たまにしか買わないので、わたくしは花の事はよく分かりません。しかし、ヴェール・デ・グリのアレンジメントはひと味違う。過去の作品のアルバムを見ていてもそう思います。

それにしても、花屋&カフェってガールズドリームの極致です。









やれやれ、何とか大晦日に間に合いました。月二回の更新を維持してきましたが、来年は月イチになるかもしれません。それはともかく、今年もお世話になりました。それでは、良い年を。

2015年12月26日土曜日

平成27年12月のあれこれ

今月はトイレがスゴイ店を特集してみました。さすがにトイレの画像は憚られるので、実際に訪れて体験してもらえればと思います。ついでに、自腹クリスマス&誕生日プレゼントも。

モンゴリアンミルクティー
TORASARUhttp://torasaru-shigaraki.tumblr.com/ 0748-83-1186 水休

日が暮れてから山道を走るのは怖い、と思いつつ信楽まで来て夜カフェ。晩ご飯として、煮込み牛すじカレー、¥750。今月のコーヒー(メキシコ、中深煎り)、¥450。カッテージチーズケーキ、¥450。もう少しダラダラしたい、追加で冬季限定のモンゴリアンミルクティー、¥550。いわゆるバター茶かな?

扉を開けた瞬間、衝撃を受けたこの店のトイレ。手を洗う場所が、昔公園によくあった上向きの水飲み場方式。土台がタイルで覆われているのでポップな印象ですが。その上に立方体形の鏡が浮かんでいる、かのように吊り下げられている。近未来的というか、スタンリーキューブリックの映画に出てきそうなトイレです。






オブジェ?
自腹クリスマス&誕生日プレゼント、その1。まぁ、結果的にそうなっただけですが。

上述のトラサルにて購入。花器のように見えましたが、オブジェかもしれません。信楽にて作陶されている、上田勇児、¥6,500+税。

蕾がふくらみ花が咲く途中に似て、器が今まさに生まれようとする瞬間を形作った。勝手にそう解釈。実際にどのように使うかについては、悩みどころです。花を生けるか、センス無いけど。ペン立てにするか、何かもったいない気がするけど。

見飽きたら、回転させると別の表情、景色が現れます。







湯呑み
自腹クリスマス&誕生日プレゼント、その2。いま気付いたけど、自分に対してならそもそもプレゼントとは言えない。そう言えるとしたら、内面的に分裂してるってこと...ヤバイ?

日本茶に合う器を探していたので一目惚れ。こちらもトラサルにて購入。

お試しで一客だけ、河合正光、¥2,600+税。驚愕の薄い作りと軽さ、李朝の器のような端正な形。かなり高度な技術によるものだそうです。実際に使ってみると、盃のように手に収まり、柔らかく唇に当る。次回、あと四客買い足します。

ちなみに、淹れたお茶は、「茶のみやぐら」の特上煎茶(100g袋入り)、¥1,300+税。朝宮茶の自家農園で栽培から製茶、そして販売までされています。玉露の旨みと煎茶の爽快感。この澄んだ山吹色が朝宮茶の特徴だそうです。この色は二煎目になるとより顕著に現れます。

偶然、茶のみやぐらの社長さんがトラサルで友達にお茶を淹れておられて、わたくしもお相伴に与った縁で。


ステーキ丼プレート
シトロンブレhttps://www.facebook.com/Citron-Ble-1402576733290457/ 075-708-6664 月休

フランス料理と熟成牛肉のステーキフリットでお馴染み。ランチ限定の、国産牛炙りステーキ丼プレート、¥1,280。マグカップのスープは味噌汁。肉に調和する、ちょい甘の醤油ベースのソース、と言うよりタレ?あっと言う間に完食。このランチに限っては和風です。

このお店のトイレは、空間が広くて贅沢です。男女別だし。取っ手が木製のレバーを引いて扉を開ける。排水パイプ自体が土台となっている手洗い桶はガラス製。壁は白色の、床は黒色の石造り(風のパネル?)でバスルームみたい。フランスのデザインホテルのトイレってこんな感じかな。

トイレに限らず、美意識の行き届いたお店です。でも、皆さん気取りが無くて気さくです。よって居心地が良くて、いつもベラベラ喋ってしまうんです。




竹聲http://www.tsubakido.com/ 075-644-1231 日祝休

椿堂茶舗による茶房。わたくしの知る限り、伏見でここ以上に洗練されたお店はない。

藤森神社の紫陽花まつりの時期を除けば、落ち着いてお茶を楽しむ事ができます。この静謐な空間の中に佇んでいると、お茶の効能もあってアルファ波が出まくりです、たぶん。

トイレも籠りたくなる程の静寂の場。お香が焚かれていて、瞑想したくなります(迷惑)。最近では珍しくはありませんが、床には玉砂利が敷き詰められています。手洗い桶は、おそらく大きな流木を活用して据え付けられています。その流木にもともと空いている穴は、ちょうどペーパータオルの捨て口になっているのです。初めて訪れた時、こんな侘びたトイレが存在するのかと驚きました。





ピニョ食堂 075-746-2444 木休

韓国のスープ定食の名店。そろそろ全種類制覇も近い。

こちらのトイレは、しつらい等に変ったところはありません。ただ、BGM?として「トイレの神様」がエンドレスで流れているだけです。汚してはイケナイと緊張してしまいます。

ところで、皆さんは洋式で用を足した後は蓋を閉めますか?アラブのお金持ちはそうしていると聞いて以来、わたくしは真似をしています。お金持ちになりたいからではなくて、作法として洗練されていると思ったからです。