2016年2月21日日曜日

平成28年2月のあれこれ、その3

せっかくなので、長岡京市特集。

白虎

風来坊 075-951-1747 不定休

ラーメン好きにはお馴染みであろう、国道171号線沿いの、つけ担々麺専門店。週末の昼は当然のこと、平日の夜でも並んで待っている人がいます。

いつも注文するのは、辛1(又は辛ナシ)の白虎、¥750。辛2や3のメニューはないので、もう少し刺激が欲しい場合、自家製辣油を加えましょう。

コシのある麺を、甘みがあり練りごまの様なコクのあるスープにズブズブに浸して味わう。残ったスープはフランス料理のポタージュみたいに優雅に楽しみます。お腹に余裕がある人は、御飯を投入したり、替え玉をどうぞ。





ガトーショコラ、ラ・フロリダ

ウニール本店http://www.unir-coffee.com/ 075-956-0117 水休

今日は平日なので、満席ってことは無いだろうと期待して。

ガトーショコラ、¥500。クラッシックタイプで、甘さやコクは控え目。「ウチはコーヒー屋なので」、デザートに合わせるのではなく、シングルオリジンの持ち味を楽しむためのアテです。コーヒーの果実味を押しのけることがありません。

調子に乗って、一番高いやつ。2015年コロンビアCOE2位、ラ・フロリダのラージ(200cc)、¥800。これまで経験した事の無い、柔らかい果実味。暖かい春の日差しのようです。

おっ、あれは何の取材かな?




パフェ、エスプレッソトニック

スペシャルティーコーヒーパフェ、¥1,200。全部自家製の、ホイップ、焼菓子、アイス、クッキー、そして、卓越したコーヒーゼリー。これが効いている。画像からは感じられないと思いますが、実際はたっぷりサイズです。店員さん曰く、「すごくボリューミーなんですよ~。」

パフェに合わせるなら、店員さんお勧めの、エスプレッソトニック、¥650。エスプレッソダブル+トニックウォーター、ほとんど柑橘系な飲み物。スカッとしたい時、真夏にも最適でしょう。

合計¥3,150。こんなにお金を使って、ナニしてるんだろ...と思う反面、やはりウニールは特別なんだと納得してしまう。店員さんから店への愛着と商品に対する自信がうかがえます。応対も丁寧です。

これらを味わいながら読んでいた本は、クラウゼヴィッツの「戦争論」(中公文庫、清水多吉・訳)です。くれぐれも誤解のないように、わたくしはそれほど危ない人ではありません。



おぼろ豆腐

あらいぶきっちん 075-955-9167 土休

以前から気になっていた、このお店。興味をそそる調味料、上質な食品も色々。金澤大地の醤油もある。ウニール本店の近所です。

大豆の旨みが炸裂する、おぼろ、¥260。塩を振り掛けるとなおさら。こうなると、お揚げも食べてみたくなる。









遅めの昼ごはん

CINQ pain 075-874-4159 月火休

ウニールからのご紹介、その1。左から、パテサンド、¥356。栗とさつま芋の...、¥205。

丸いバゲット?のようなザクッと歯応えのあるパン、レバーの風味がしっかりとしたパテ。ビストロで食事している気分になります。右側は、栗が練り込まれた柔らかいけど弾力もあるパンで、さつま芋クリームをサンド。パンの味と調和する甘さが絶妙。

随分と久しぶりに訪れました。現店舗での営業は二月末日まで。三月中旬に、現店舗から南に下がった近所(大山崎町ですけど)に移転されます。イートイン、駐車場もあるそうです。小麦粉執着癖のわたくしが大好きなバゲットや惣菜パンだけでなく、ウニール御幸町店に卸されていたようなデザートが味わえるのではと楽しみです。




紅葉庭園

サンクから自転車で北西に十分くらい。長岡天満宮に初めてお参りしました。手水の作法、これで合ってるのかな?二拝二拍手一拝して、もうちょっと賢くなれるようにお願い。

そこかしこで、わずかながら梅が咲き始めている。

社殿手前の庭園でひと休み。ホームページによると、「錦景苑」と呼ぶそうです。名前の通り、秋には紅葉が楽しめるのでしょう。四阿(あずまや)に腰かけてボ~ッとしてると、庭というものの良さが分かってきた。








八条ヶ池、水上橋

長岡天満宮東側の八条ヶ池。現在は北端部分で工事中につき、通り抜けできませんが、水上橋で池の上を散歩。

所々にベンチがあります。この先にはあずまやもあります。好きな所でゆっくりして、という事です。

押して歩けば、自転車も入れます。天気の良さもありますが、こんなに気持ちの良い場所があったとは。








鯉いっぱい

「エサくれ!」

水上橋から、ふと下を見ると、パクパクしている。ハトも近づいて来た。エサあげてもいいのかな?ゴメンよ、あいにく何も持っていません。

亀もいた。










喫茶の時間
CAFE KATEMAOhttp://blog.katemao.jp/ 075-757-3414 火水休

ウニールからのご紹介、その2。三年振りくらいの来店です。その時のランチで選んだマフィンが忘れられない。

ウニールのコーヒー、¥400。フレンチプレスで淹れてくれます。カップの後ろに隠れてるけど、クッキー付き。スイーツを注文すれば、−¥100。赤い皿は、ピーナツバターとチョコチップのマフィン、¥280。チョコの苦みがアクセント。上の膨らんだ部分はもちろんのこと、下の部分や中もサクサク。これがイイのです。

これもサクサクカリカリ、ナッツとラズベリージャムのタルト、¥500。ホイップとジャムで変化を楽しむ。気前良く大きくカットされているので、これ一個で十分でした。

あちゃ~、こんなに量があるとは。マフィンを持ち帰りにすれば良かった。食べ過ぎにつき、夕食の必要なし。それにしても、ホイップクリームは罪なヤツです。甘くて官能的な舌触り、カロリー高いの分かってるのに止められない。


今月はこれでおしまい。バカンスもおしまい。 

2016年2月17日水曜日

平成28年2月のあれこれ、その2

大阪の中之島、靭公園へ再び。少なくとも、週末は混んでいないので快適な地域です。

中之島、四季の丘
国立国際美術館 06-6447-4680

一般、¥900。先ず、鑑賞したのはB2階、「竹岡雄二 台座から空間へ」 、「コレクション2」

展示されているのは、色々な台座とショウケースだけ。だが、その上や中に何かが見えてくる。見えるものは人それぞれであろうが、その存在感は生々しい。例えば横長のケースには、イタリア?の教会で見たミイラが横たわる。茶室ほどの大きさのケースの中では、誰かがパントマイムしている、など。コレクション展は脳の許容量を超えたようで、ほとんど記憶にない。つまり、それだけ作品が充実しているという事。

B3階は、「エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ」 良くも悪くも強烈な作品が多い。突然現れる、あの砂漠地帯の兵士が怖い。でも、壁越しに見つめ合ってみました。

今回も燃え尽きて、椅子に座ったまま眠ってしまった。大丈夫なんでしょうか。



バルの昼御飯
バル・アサドール ドノスティア 06-6136-5500 月休

前回この界隈に来た時は、満腹過ぎて諦めましたが、ずっと気になっていました。先週、京都のスペイン料理店、aca1°でフルコースを食べましたが問題ありません。

名前を忘れましたが、おそらく昼のみの前菜?セット、¥550。生ハムの塩気が効いている、冷製黒豆スープとサラダ、バゲット。

左下は、葛城の倭鴨のアサード、¥1,000。リンゴソースです。火入れの技術もあるのでしょうが、身が瑞々しく、肉の美味しさがじんわり。皮目にバルサミコのような、ちょっと甘いものを塗っているような気がします。

魚介のアロスメロッソ(小)、¥900。風味の柔らかいアイオリソース添えで、ムール貝、イカ?のお米入りスープ。おじやと説明されますが、もっと米粒の輪郭と歯応えがあるので好きです。

立ち食いが苦手なわたくしも、昼は椅子があるので大丈夫。次回はお腹を空かして、あれこれ注文してみたい。ちなみに、アコルドゥの復活は年末?来年の初め?もう少し時間がかかるそうです。



ドラマティック・ノワール
seiichirou,NISHIZONO 06-6136-7771 火水休

前回発見した、ショコラトリーの隣の洋菓子店。バレンタイン期間につき、生菓子はチョコ系のものばかり。でも、全然構いません。

ドラマティックノワール、¥580+税。確かチョコムースの中心にピスタチオのムース。とにかく口溶けが美しい、明鏡止水?の趣き。軽い、滑らかという表現では物足りない。

感動の余りお代わり、タルトショコラクロカン、¥520+税。ナッツのカリカリ、タルト生地のサクサクと苦み、中心のチョコはやはり流麗。興奮して撮影忘れ。飲み物は、ベルベーヌシトラス、¥550+税。強い香りと爽快感。ココのハーブティーは気に入りました。

お客さんが途切れないので、支払いができないよ~。イートインは四席なので、座れるのか心配ですが良いトコです。笑顔が素敵な方はマダムかな?オーナーパティシエは、自らも配膳する爽やかな人です。

ショップカード

プント エ リーネア 06-6448-3456 火休

エスプレッソ立ち飲み振興会、いよいよ大阪進出。エスプレッソ・ソロ、カフェコレット、合計¥400。嘘かと思った、この値段。

コレットは、グラッパとアマレット以外でお勧めをお願いすると、アニス(八角)風味のヴァルネッリ。逆にエスプレッソが軽快になって、セクシィ~。注文した時、「イタリア料理の人ですか?」と尋ねられました。大阪でもコレットはまだ一般的ではないようです。

でも、「(立ち飲みも含めてバールという形態は)五年かけて、ようやく定着した」との事。先駆者の苦労に頭が下がります。





お土産

Louloutte 06-6136-7277 月火休?

持ち帰りの品々。左から、ルルット、名前忘れた、ミエルゴルゴンゾーラ、合計¥741。

大好きなルルット、四分の一カット。フランスのどこかの地方のパンかと思ったら、数種類の粉を配合して焼いている、この店独自のモノだそうです。どうりで他の店では見かけません。いつかホールで買うという、密かな野望があります。

真ん中は、棒状のパイのようなパン。持ち帰りではなく、すぐに食べる方が望ましい。材料は砂糖とバターと小麦粉だけかな?だとしても豊かな風味があります。

ミエルゴルゴンゾーラは蜂蜜がブルーチーズのクセを和らげて、食べやすくなっている。でも、モチモチの生地を噛みちぎるように食べる点が、わたくしの様なマニアにはたまりません。

ウロウロしていると数軒見かけましたが、この店が好きすぎて、他のパン屋に行く気がしない。

2016年2月11日木曜日

平成28年2月のあれこれ

思い立ったら即行動、金沢へ行こう。予備知識は、ほぼ無し。敢えてネットで調べたのは宿だけ。前日に予約を入れて、早朝から出発。

誰?

金沢の休日、一日目。

JR京都駅から、普通列車で金沢駅まで、片道¥4,000。乗り換えのため、福井駅で列車を待っていた時に、隣に座っていたこの方。

なかなかファンキーです。この目つき、瞳孔が開きっぱなし。

恐竜博物館に興味が涌いてきた。今度ツーリングで行ってみよかな。












兼六園口(東口)

午前11:41に到着。金沢駅の東側。手前の木造建築物は「鼓門」、その後ろは「もてなしドーム」と呼ばれているそうです。

ツーリストインフォメーションで地図をもらって、とりあえず近江町市場に向かう。宿もそちら方面ですので。

昼御飯はどこにしようかな。情報無しで歩き回った結果、趣きのある店構えに惹かれて決めましたが、こんなモンなのかなぁ~。汁物と握り寿司12カンと巻物一つ、¥3,240。おなか一杯には、なったけど。







コーヒーとおやつ

Collabon 076-265-6273 火・木休

以前から知っていた数少ない金沢情報のひとつ。絶対行くと決めていた、雑貨と喫茶のコラボン。チェックインは午後3時からなので、ここでゆっくり。「京都の人が、なんでこの店知ってるの?」、店主の方と常連さんと楽しく会話。

二三味珈琲の深煎りブレンド、¥430。アイタルガボンと違ってペーパードリップですが、やはり美味し。コクがあるのに軽い。それにしても、二三味珈琲の豆(200g?)を買いに来る地元の人が多い。

HUG MITTEN WORKSの、ベイクショコラクッキー、¥350。サクサクでお茶請けにピッタリ。





だんごちゃん

コラボンの看板犬、だんごちゃん。老犬との事で、大抵は猫のようにストーブの側で丸まっています。しかし、お客さんが来るとキチンとお出迎えする、賢い子です。

金沢での初日と最終日に訪れましたが、いずれもシッポをフリフリ、お出迎え。気が向くと、こちらに寄ってきます。











ゲストハウス白

ゲストハウス白http://guesthouse-shiro.com/ 070-5062-0030 月休

お宿はココ、シブイでしょ。ど~せ泊まるなら、久しぶりにドーミトリーにするか。外国人のお客さんと会話もできるし。ってことでココに決めた理由は、ホームページから感じられる美意識に惹かれたから。内部も外観から想像される通りの落ち着きです。裸電球の温かい灯が、谷崎潤一郎の陰翳礼讃を思わせます。ご夫婦とアルバイトの彼で運営されていて、色々と金沢情報が得られました。

ドーミトリー、一泊¥3,500。キッチン、調味料の充実度も想像以上、よって自炊を頑張り過ぎました。

二泊しましたが、ドーミトリーはわたくしだけだったので、実質的に一人部屋。他の部屋に宿泊していたのも日本人でしたので、英会話の必要も無し。まぁ、オフシーズンだし仕方なし。



犀川、桜橋の上から

コラボンで扱いのあるパン屋への途中。宿からかなりの距離を歩きました。画像にはありませんが、まだ雪が残っています。

何となく鴨川に似てるなぁ。しかし、山並みの雪景色が京都と違う。












金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館 076-220-2800 交流ゾーン、無休。

ここも必ず訪れると決めていました。ちょっと下見で寄ったつもりが、夢中になってしまいました。

無料の交流ゾーンだけでしたが、複数の画面で構成する映像作品や屋外体験型の作品に大満足。

展覧会ゾーンは明日のお楽しみ。







お買い物あれこれ

晩御飯として、近江町市場で購入した干物、各¥1,500。随分と高価なモノを買ってしまった。塩はかなり控えてあって、魚の味そのものを堪能。地物の魚で製法にもコダワリがあるようです。

寺町大丸堂の、カンパーニュ、¥360。外側が香ばしい。

北陸三県の良いものが揃う、[g]ifthttp://www.gift-hokuriku.jp/で購入。21世紀美術館の近所です。左から、魚醬の一種、いしり(¥600)。銭湯あがりにピッタリ、グビグビ飲み干した、塩サイダー(¥210)。「酢のもの、素のまま、そのまんま」を標榜する、金沢ピクルス(ミックス、¥650)。野菜の味を邪魔しない漬け液が秀逸。滞在中に完食。






鞍月用水

金沢の休日、二日目。

川のある風景は絵になる。正面に見える建物が、朝食のために行くお店です。

ちなみに、モーニングというものをこれまで食べたことはありません。お金を出してまでの代物とは思えなかったからです。特に喫茶店のそれは。

しかし、前日は自炊ということもあり、宿の御主人のお勧めもあり、朝から外食したくなりました。







モーニングセット
ブラッスリーカフェ ひらみぱんhttp://www.hiramipan.com/ 076-221-7831 月休

モーニングセット(飲み物付き)、¥1,200。スープ付き、+¥400。モッチリよりふんわりの、ファーブルトン、+¥150。

この日のスープは、かぶのポタージュ。朝食に最適の味わい、温かいせせらぎ。

7種類くらいだったかな、その中から選択したのはキッシュ。具はジャガイモ。これまたカドの無い、ほんわか味。飲み物は、コーヒーを選択。カップを持ち上げた時、ちょっとした幸せを感じる仕掛けがあります。それは何か、秘密です。実際に体験してください。

この店が気に入ってしまったので、最終日の朝に、列車の中での夕食用としてクロックムッシュとベーグルを買いました。わたくしの顔を覚えておられたので、「今日で京都に帰るので、最後に買いに来ました」と言うと、店主の方も喜んでくれました。お互いハッピーで、こーゆーのが良い旅の思い出になります。


茶室
今日は、あさイチから21世紀美術館を攻めていくぞ。展覧会ゾーン(¥1,000)は、月休。

今回の展覧会、その1。「井上有一 生誕百年記念」 書家なのかと思いましたが、現代美術としても評価されているそうです。個人的には、同じ文字を繰り返している作品を見ると、書という美術の楽しみ方が少し分かった気がします。

その2。 「Ghost in the cell:細胞の中の幽霊」 細胞?の拍動、騒音のような律動、生命の色彩、渦巻きを形成する螺旋。体感しているうちに、自分の内面に沈潜する。この題名から察するに、功殻機動隊に触発されたのかな?

やはり美術館は開館すぐに訪れて、作品を独り占めするように鑑賞するのが望ましい。昼頃には団体客も来るので、作品によっては集中するのが難しくなる。

画像は21世紀美術館敷地内の、松濤庵、山宇亭・腰掛待合。今回初めて茶室というものを、まじまじと拝見しました。


クロワッサン、クールショコラフレーズ
石川県立美術館 076-231-7580 不定休

「工芸にみる石川の巨匠」、一般¥800。陶磁器目当てで訪れましたが、ほとんど記憶がありません。やっぱり、美術館のはしごはキツイ。あるのは食欲だけ。よって、以下の通り。

LE MUSEE DE H knazawa 076-204-6100 無休

モーニングでおなか一杯になったので、昼食兼甘いもん。美術館に併設された、食事もできるパティスリー。某有名パティシエのお店。クロワッサン、¥243。クールショコラフレーズ、¥540。ショコラショー、¥486。嬉しい事に平日のみ、美術館の鑑賞券を提示して、飲み物−¥200。

バターが香る、繊細なクロワッサン。肌理の細かいチョコムース。イケイケな味を想像していましたが、優美さ、穏やかさを感じます。手前の焼き菓子は新製品?の味見のおまけ。また、洗練された店員の応対が印象に残ります。


金沢城公園の西側

美術館の二軒はしごで燃え尽きて、兼六園、金沢城公園に行く気力はありませんでした。

無意識に脳がフル回転しているのでしょうか。旅の疲れもあってか、既に県立美術館のソファで、数十分?一時間?、眠りに落ちていました。

さて、宿に帰る前に、気になるトコに寄りましょう。










エチオピア・シダモ、プリン

東出珈琲店 076-232-3399 日休

到着初日、宿に向かう途中で、自家焙煎珈琲店を見つけました。内側も外側も、まさに古き良き喫茶店。口に入れた瞬間に甘みを感じた、深煎りのエチオピア・シダモ。トロトロ舌触りの、プリン、合計¥800?。

カウンターに通されて、ペーパードリップされている様子を観察。お湯(82℃)を三回程に分けて注いでいます。粉が膨らんで、すり鉢状になった壁を壊さないように、そして、その高さを超えないように注ぐのがコツと教わりました。自宅に帰ったらやってみます。

ところで、ちょうどこの時、テーブル席では女性モデルとコーヒーの写真撮影が行われています。後で聞くと、小学館の雑誌の金沢特集だそうです。来月あたりに掲載されるのかな。ちなみに、この写真家と編集者の方は、今朝、ひらみぱんでパンと飲み物をテイクアウトされていました。


珈琲豆、ペットボトルキャップ、マドラー

この日に購入したモノ。東出珈琲店のエチオピア・シダモ(200g)、¥1,100?。ドリップの授業料も兼ねて。注文の合間にコツコツと、焙煎前と後の欠点豆を取り除いてる。そのおかげか、深煎りでも後口の良さ、軽さがある。

21世紀美術館のショップで購入した、ペットボトルキャップ、¥1,000+税。キャンディーマドラー、¥500+税。気が大きくなって、あれこれ買ってしまいます。

さて、今晩も自炊。食材も残ってるし、膨満感もあるし、外食は控える事にしました。今日は甘いもん食べ過ぎ。

こちらに来てから知ったのですが、金沢っておでんの街だそうです。今晩も寒いし、この街特有のおでんの具材もあるし、本当は食べたかったのですが。今はオフシーズンですけど、食べること重視なら、この季節がベストでしょう。地元の人は、みんなそう言っています。



ハードビスケット
金沢の休日、三日目。

食材を使い切るため、朝食は自炊。
 ↓
あさイチで、「ひらみぱん」にて、夕食用のパンを購入。独特の構造のクロックムッシュが絶品。昨日の写真家と編集者が、今度はココで朝食中のようでした。
 ↓ 
宿に帰る途中、「東出珈琲店」にて一服。市場の関係者らしき、おっちゃんとおばちゃんに混ざって、中煎りのエルサルバドル・パカマラを堪能。酸味が柔らかい。「観光で来られてるんですよね?」、「今度、いつ来られるか分かりませんが、金沢に来た時には、また伺います。」
 ↓
10:30にチェックアウトして、近江町市場の雑穀店「たなつや」で買い物。そこから駅に向かう途中の「コラボン」で、ホットジンジャーを注文して身体を温めて、買い物とおしゃべり。

この画像のビスケット、コラボンの飲み物やひらみパンのコーヒーに付いてきます。金沢のお菓子メーカーのホッカ(北陸製菓株式会社)の頒布品だそうです。カワイイ、美味しい、気に入った方は、袋入り、瓶入りをどうぞ。

じろ飴

たなつやhttp://tanatsuya.amsstudio.jp/ 076-255-1211 無休

有機栽培農家、金澤大地の商品の販売店。自炊する人にとっては、気になるモノがいっぱい。

原材料は米と大麦だけ、じろ飴(270g)、¥1,080。冷やし飴を思い出させる、懐かしい独特の香りと味。後味が驚異的にスッキリ。料理に使えば、食材の持ち味を邪魔しないのでは。キャンディーマドラーですくって、そのまま舐めるのも良し。

母親へのお土産、じろあめジンジャーシロップ(プレーン)、¥1,377。大さじ3杯をお湯150ccで割って、実家で一緒に味見。これはまさに冷やし飴。さっぱりとした甘さに、ほどほどの生姜の刺激が追いかけてくる。

右端は、ギフトで購入した、ヤマト醤油味噌のいしり。イカを丸ごと使用した魚醬。旨みたっぷりで、根菜の煮物に最適だそうです。店員さん曰く、イカと大根の煮物が大好きだそうな。







ちょこっトレー、レンコン

最後に、コラボンで買ったもの。

これずっと欲しかった、ちょこっとトレー(¥1,620)×2。カップを置く場所の真ん中の絵は、だんごちゃんかな?使い方は、一日目の画像を参照して下さい。

加賀野菜とおっしゃていたような、レンコン×2、¥980くらいだったかな。すって丸めて蒸し物にしたり、すり流しにすれば美味しくて、大人気だそうです。ちょうど農家の方が納品に来られたので、極太品を即買い。帰宅してから、試しに薄切りにして炒めて、軽く塩と醤油で味付け。うっまぁ~、加賀野菜おそるべし。












鮨 歴々
鮨 歴々 百番街店 075-254-5539 無休

京都行の列車に乗る前の、最後の昼食。昼の握り寿司の松、¥3800+税。握り12カン、のどぐろ巻き、汁物。カウンター席の場合、一カンずつの提供につき、撮影しておりません。

駅ヨコの土産物店・飲食店が集まる施設の中の一店舗。場所的にも時間的にも、ココ以外に選択肢はなかったのですが、最後に美味しいお寿司に出会えてホッとしました。ネタそのものの味とシャリの調和に納得。金沢の名店の支店らしいのですが、この値段なら十分、満足しました。

初日に到着した時、この店にしておけば良かった。この店の存在は宿のガイドブックで知ったので、仕方がないのですが。

あちこちウロウロしたり、ガイドブックを見ていて思ったのは、金沢のノドグロ推しがスゴイ。どこでもノドグロあります!みんなこれが目当てで訪れるのでしょうか。まぁ、京都の場合はグジですけど、ここまでグイグイ推してない。

ショップカード

帰宅してから、ちょこっとトレーに入っていたコレ。思わず笑ってしまった。だんごちゃん、遊ばれてるなぁ~。初めて訪れた時は、鬼のお面のゴムの長さを、だんごちゃんの顔に合わせて調節していたので、また被せられたにちがいない。まさか、豆をぶつけられていないとは思いますが。いつまでも元気でいてね。

二泊三日の金沢。出発前に、「京都の人が、小京都に行ってどうするの?」と言われけど、楽しくて時間が全然足りなかった。九谷焼の骨董店、おでん、ひがし茶屋街、保存食専門店、新竪町商店街、ショコラティエ。楽しみ残した事がいっぱいあります。絶対、必ず、また行くぞ。

最後に、ひとつ気になる事。コラボンの店主が、「何か作ってるの?」とわたくしに尋ねました。宿で自炊していると話していたので、料理のことかと思いましたが、仕事としてモノ作りしているのかの意味でした。「この店は、そういう人がよく来てくれるんです」との事。以前、珈琲の焙煎士の方も、「モノ作りをした方がイイよ」と言っていました。ちょっと考えさせられます。