2019年9月26日木曜日

令和元年9月のお知らせ

 突然ですが、京都生活の家計簿をひとまず休止致します。期限は決まっていません。

 理由はパソコンが壊れたからです。いや、正直にいえば、それは止める口実です。近頃の仕事で疲弊した身には、あの程度のブログでも軽くない負担でした。
 
 よって、これからはインスタグラムhttps://www.instagram.com/asobinin.a/だけです。先月に予告していた夏休みネタ、そして、これから出会う新ネタもこちらで公開です。よろしくお願いします。

2019年8月26日月曜日

令和元年8月のあれこれ、その2

今月も甘い新ネタてんこ盛り。ま、実際は先月行ったトコばっかですが。

甘いネタ、その1

小さな菓子工房 ちょうのはね 080-7286-3868 日水木休

 いつものグーグルマップ散歩で見つけたトコ。伏見の住宅地にポツンです。

 デザートプレートではありません。単品を盛り合わせてもらいました。カヌレ、生姜のクレームブリュレ、桃のバルケッタ。飲み物はブレンドコーヒー、合計はたぶん¥1,620。

 五種盛りでもイケそうな軽さ。屋号からの連想を裏切りません。ただ、それはクロアゲハではなく、モンシロチョウの可憐さではあります。 








甘いネタ、その2

歩粉 075-495-7305 月火水休

 はー、やっとこさ来れましたよ。当然、デザートフルセット、¥2,600+税。

 右)一皿目。朝ごはん食べてないから、先ずはエッグクラッカーサンド。三角のやつです。素朴かなとの予想が失礼でした、香ばしさが高雅です。更に、スコーンが純朴そうな見た目を裏切る、洗練の極致です。焼き菓子と言うより、生菓子をも想起させるしっとり感。「こんなスコーン食べたことない」です。そ~言えば、狐菴の店主もこれ絶賛してたような。

 左)二皿目。プリンはしっかり目の質感、生姜のソースが刺激的。ありそうでなかった、青じそが涼感と浮遊感を誘うチーズケーキ。口当たりもだけど風味がフワフワな、ココナッツのシフォン。手前は何か忘れた柑橘類の砂糖漬け?意外に苦みもある大人味で、素材の持ち味を堪能。
 
 飾り気のない見た目から素朴さを想像しがちなのですが、ひと口頬張ると唯一無二の味わいに驚きます。次はいつ来れるのやら。

甘いネタ、その3

MARKET espresso&vegetables 077-599-4880 不定休

 「職場の同僚と大津でBBQするんですけど、その後でコーヒーと甘いもん楽しめるトコありません?」、KAEru coffeeで尋ねたら教えてもらったトコです。滋賀県庁東館の隣です。

 左上)クラッシックプリン、¥530。飲み物とセットなら、-¥100です。コーヒーのアテとして間違いない。カラメルソースが繋いでくれるんです。

 下)店主が感銘を受けたという、東京のLife SIze Cribeのレディブラウン(エチオピアとブラジルのブレンド)をハンドドリップ、¥590。

 独特の飲み方を勧められています。「最初の100ccはそのままお飲みください。次の100ccはお水でいったん口をリセットしてから飲んでみてください。」
 ふ~んと思いながら飲んでみると、浅煎りだけど丸みがあるなぁ。次にリセットしてから口に含んでみると、果実味が立ち上がってくる。明確に違いが分かります。一杯で二度美味しいとも言えます。「意外と…そういう見方をすると分かるものだな」(王翦)

LA POCHE 077-548-8624 火休

 マーケットの近所のパティスリーです。ココのお菓子は、マーケットへの持ち込みが許されています。当然ですが、その際は何か飲み物を注文しましょう。

 右上)コーヒーゼリーではなく、黒豆茶のそれ、黒豆、¥?あ~確かに特有の風味がある。クリームと合わせると、それを感じられなくなるのが玉に瑕。崩れてしまったので画像ナシの、テ・ヴェール、¥?

サンドウィッチセット

 後日、信楽に行く途中、再訪した時。アボガドサンドセット、¥1,100。

 屋号に謳われている通りの野菜たっぷりの食事です。断面が見目麗しいサンドウィッチ。素材感を前面に出した好みの味付け。スープはミネストローネ?小鉢は蒸し野菜。野菜押しのカフェってのも珍しい。

 食後はカフェラテにコーヒーゼリーとバニラアイス。これらもセットに込みです、凄くない? 

 大津にもお気に入りのお店が見つかって良かった。いつも素通りだったので。しかも、カフェと洋菓子店ふたつも。










さて、私事ですが、9月に四日間の夏休みがやって来ます。どこに出かけましょうか。候補はありますが、ま、お天気次第です。

2019年8月10日土曜日

令和元年8月のあれこれ

長期取材?による、久しぶりの特集です。京都の早朝喫茶店、真夜中カフェ、もしくは真夜中料理店。

真夜中、その1

イルトバンキ 075-555-9271 火休

 カンティーナアルコのご紹介です。午前二時(L.o午前1:00)までの営業とのことで、ココに触発されて特集を組んでみました。バールなので、食事とお酒だけでなく、コーヒーと甘いもんでもイイんです。

 上)真夜中カフェとして、カプチーノ、鳥羽家の濃厚カスタードプリン、合計¥1,320。口に入れた瞬間、プリンからしなだれるようにカスタードクリームへと変化します。それが官能的なんです。

 下)別の日。真夜中料理店として、パテドカンパーニュ(小)と菜の花とカラスミのスパゲティ、ブラッドオレンジジュースのイタリアンソーダ、合計¥?

 日付が変わっているのに、真っ当な料理が楽しめる稀有な場所です。オーナーバリスタとの(業界にまつわる)会話も魅力のひとつ。








早朝、その1

ワンダラーズスタンド 不定休

 OH LIFEのアレを食べたくて、出勤前に来ました。

 上)ピッツアトースト、¥500。トーストのサックリ、チーズのトロリ。歯触り軽く、感動はシッカリと。

 右下)京都でこれを味わえる日が来るとは、甘エビのビスク、¥550。OH LIFEファンなら外せないでしょう。香辛料が効いた、海老出汁のスープです。旨みシッカリにしてサラサラの口当たりが朝食にも相応しい。
 料理店なんかで、これをスープ皿で出したら、¥1,300くらいはとれそうな傑作です。

 左下)カプチーノ、¥530。果実味とミルクの甘みの調和が心地よい。






真夜中、その2

ル・ソレイユ 月休

 仕事終わりの憩いの場。睡眠不足かつ疲れていると、夜中に甘いもん食べたなります。少なくとも精神衛生上は健康的です。

 左)勝手に名物として認定、ミルフォイユ。口当たりも食後感も軽いから、ついつい手が出てしまう。冬季限定、ショコラショー。¥1,150くらい?

 右)別の日。おそらく店内限定、クレームカラメル。春から?プリンアラモード的な装いに。苦みを含んだ大人味のカラメルソースに華やぎを添えて。カフェオレとともに、合計¥?

真夜中、その3

カンティーナアルコ 075-708-6360 水休

 そー言えばココでコーヒーと甘いもんだけってこと無いなぁ。メニュー見てると、なんなと食べたくなるんですよね。

 左上)カリフラワーと自家製アンチョビのサラダ。クタクタに湯がいてあるのではなくて、歯応えがあるのが好み。アンチョビの塩気と旨みで食が進みます。

 右上)(うろ覚えですが、)ダボス牧場の羊のラグー、マファルデ。おそらく乾麺なんですが、弾力に富む歯触りがたまりません。ラグーではありますが比較的軽やかで、羊の風味が香りつつ優美な味わいです。

左下)カプチーノ。右下)クレームカタラーナ。ゆっくり食べましょう。最初はサリサリ、後からト~ロリ。

 飲み物は何やったかな?レモンソーダみたいなやつ。合計¥5,000くらい。






早朝、その2

センティード 075-741-7439 日休

マフィンとコーヒーのセット、¥750。カプチーノに関しては、わたくし的に、ココが随一かもしれません。撮影前にちょっと飲んでしまいました。

 このマフィンは全粒粉で焼いてあるとのこと。シットリ感があるのに、サラサラとした口解けに驚愕です。甘さが控え目なので、こーゆー朝食もアリです。

 たまたま、この日は七周年期間中との事で、ドリップパックを頂きました、ツイてるなぁ。







真夜中、その4

福仙楼 075-703-2936 火休

 白川通りに面した、午前1:30までのラーメン店です。河原町丸太町にあった二号店にはよく通ってました。食後はヘルメット内部に、にんにくの香りが充満します。

 左)汁なし屋台そば、¥730。どちらかと言えばサッパリめに行きたい時はコレ。とはいえ、冷麺のようなツルっとした感じでは無くて、麺にはしっかり味が行き渡っています。

 右)屋台そば、¥640。スープの材料は分かりませんが、見た目ほどは濃厚ではなくて、後味の良い好みの味です。だからこそ、深夜に気兼ねなく食べてしまうんですけど。

真夜中、その5

ilifunehttps://ilifune.business.site/ 075-741-6119 火休

 イリフネと読みます。いつものグーグルマップ散歩で見つけました。午前三時まで営業されている上に、ジビエも食べられるんです。

 右上)羊のチーズのパスタ、¥1,000?カルボナーラみたいなトロトロソースではなく、オリーブオイルとチーズのシンプルパスタ。それがイイんですよ、深夜ですから。

 下)店主の出身地の大分県から、猪のロースト、¥1,500?牛の腿肉に似た歯触りと食べ応え。この値段でジビエを楽しめるとは!

 右上)漉し餡入りだったかな?生チョコ風だったような、名前忘れたドルチェ、¥?夜遅くまで働く人のオアシスです。










早朝、その3

KAEru coffee 050-3135-6477 火休

 結局、ここで喋ってることが多い。朝食時はのんびりしてはいられませんが。

 上)軽い朝食には最適な、ケークサレ、¥400。カプチーノ、¥450?

 下)エスプレッソ・ダブル、¥270。軽くて甘い方がイイ時には、パウンドケーキ、¥300。

 お酒が飲める人はバーなどで客観的な意見を聞くのでしょうが、わたくしの場合はココです。

2019年7月29日月曜日

令和元年7月のあれこれ

 和菓子サロン一祥ではレッスンの最後には、お楽しみの試食があります。自分で作った和菓子をつまみつつ、そのお菓子の歴史や逸話などを伺ったり、講義の総括や質疑応答。茶房でお茶しているような雰囲気に浸ったあとは、前から気になっていたトコで、Let`s spicy。

カレーの盛り付けにも様式美

サボhttps://twitter.com/sabotkyoto 木休

 たぶん、いつものグーグルマップ散歩で見つけたトコ。カレーとコーヒーのお店。寺町通りと河原町通りに挟まれた閑静な地域の路地(ろーじ)にあります。

 チキンカレー、¥850。香辛料がほど良く煌びやかな、現代的なカレーです。パクチーを散らしているのが、意外に珍しい。専門店のカレーと喫茶店のそれを合わせたような、ご馳走感と日常が同居。ま、そもそも、カレーとコーヒーの店と標榜されているんですけど。

 画像にはありませんが、ラッシー、¥100。カレーに合わせるならばコレ。










お土産

 おまけネタではありますが、未体験の味わいに感動しまして。

 イタリア人の方から貰いました。たぶん、アンティカ・ドルチェリア・リッツァというチョコレートブランドの製品です。シチリア島のモディカという、チョコレートの工房が集まっている街で作られているそうです。

 口に入れた瞬間からビックリです。馴染みのあるとろける舌触りではなく、粒子感が強く、ジャリジャリしています。落雁に似てるかなと思ったけれども、もっと粒が大きい感じかな。
 甘みは穏やかです。ビーントゥバーみたいな果実味が強いのではなく、香ばしさのあるカカオの香りがブワッと拡がる。この独特の風味に病みつきになって、全部食べてしまいました。

 また食べたいな、と思ってカンティーナアルコでこの話をしました。岡山県にシチリア島食材の店があるから、そこでは扱っているそうです。岡山か…。












 京都府唯一の村にして、最南端に位置する南山城村へ。わたくしの別荘へご案内致します。はいはい、いつもの寝言です。

旧童仙房小学校

 木津川市から伊賀市に通じる国道163号線から、北に向かって山道を登っていきます。

 後述のお店の方曰く、この辺りは標高500メートルあるそうで、途中から明らかな気温の低下を感じました。以前は避暑地として知られていたそうで、何軒かの別荘らしき建物がありました。

 画像の旧小学校の横を通り、旧野殿童仙房保育園が目的地です。











ランチコース、その1

山のテーブルhttps://www.yamanotable.com/ 日月のみ営業

 たぶん、フロント絡みで南山城村のことを調べていたら見つけたんだと思います。それ以来、来たくてしょうがなかったんです。

 来店三日前までに要予約です、山のテーブルランチ、¥2,500+税。

 左上)ありそうでなかった、煎茶のソーダ、¥500+税。食前の飲み物として最高です。地元産の上質な煎茶を使用しているので、その風味もしっかりあるんです。

 右上)前菜として、クリュディテ(生野菜サラダ)とキンキのコロッケ。地元産の野菜とクスクス、軽い食感のコロッケ。楕円形の野菜、あれは何だったのかな?筍に似て美味しかったのだけど、マコモダケ?

 右下)汁物として、セロリとお米のポタージュ。トロトロとサラサラの中間の舌触り、飲む御飯?もともと、ハーブが香るのですが、別添えのセロリを加えると清涼感と味わいの厚みが加わります。

 左下)冷菜として、鱧と村の野菜サラダ。さすがに魚は隣の伊賀市から仕入れているそうです。下処理が大変だけど鱧は使い勝手の良い食材だと思います。野菜やドレッシングとも調和してサラダをご馳走感ある料理にしてくれます。

ランチコース、その2

 左上)主菜として、鹿のロースト。もうこの一皿だけで、コース代金の価値がある食べ応えです。
 丁寧に火入れされた鹿肉には、柔和な歯触りと野趣ではなく澄んだ味わいがある。こんな驚きがあるから、田園ツーリングは止められません。

 右上)富士雄さんのコシヒカリ。インカのめざめなど地元産の野菜と一緒に炊かれた御飯。ほんのり甘みが楽しい。

 都合により、茶菓としての松と梅の道明寺羹と童仙房の無農薬ほうじ茶の画像はありません。例によって、話に夢中で撮り忘れということです。

 左下)昼食後、もちょっとゆっくりしたいなということで、お茶の時間に移行です。
 東京の珈琲とチョコの自家焙煎店、蕪木のコーヒーとおまけのチョコレート、¥?これは片方だけ味わうのがもったいないくらいの驚くべき相互作用。サックリ軽さが際立つ、甘夏だったかな?のタルト、¥?

 南山城村LOVEのお二人の料理と会話で、疲弊した心身が癒されました。距離的にはちょっと遠いけど、気持ち的には近い特別な場所。ということで、久しぶりにテーマ曲を妄想しまして、あいみょん「ハルノヒ」です。

 右下)お店の方お勧めの、六所神社。拝殿?の茅葺屋根が珍しい。たまには神妙な気分に浸る。

アシェットデセール

西洋茶屋 山本 080-7744-0631 水休

 甘いもん食べたいけど、街中は先祭で混雑してるし、何処かないかなあ。ってことで、サヴィで見たことあるトコ思い出した。コース、¥2,000+税。

 右上)塩味の小菓子(アミューズ・サレ)が三種類。奥からナッツのキャラメリゼ、ケーク・サレ、パート・ド・フリュイ。三者三様の味わいと食感、完成度の高さ。故にあれこれ食べる楽しさを思い出しました。
 ワインペアリングも提案されているので、飲める人はさぞや楽しかろうに。

 右中央)前菜のデザート(アヴァンデセール)は、山葵のピニャコラーダ。ココナッツのブランマンジェ、山葵のグラニテ、パイナップルソースで構成されて、爽やかさと濃厚さの波状攻撃。
 バイクでの来店につき、飲み物は自家製赤紫蘇ジュース、¥?

 左上)選択制のメインのデザート(グランデセール)は、ピーチメルバです。桃のコンフィとシャーベットで、柔らかい香りと甘さに浸る。アーモンドミルクの泡でコクも楽しむ。

 左下)もう一つのメインを追加、マンゴーとチーズケーキ。濃厚さを堪能したいと思ったのですが、レモンのコンフィチュールとバルサミコアイスが洗練と奥行きを加えています。

 右下)最後に五種類のお茶菓子。フィナンシェ、カヌレ、京都産ジンのマカロン、メレンゲなど。もちょっとお話を伺いたい、追加でコーヒー、¥?ホント、洋菓子の極楽みたいなトコでした。合計、¥4,100。次はワインと合わせないとね。

屏風祭り

 ストリートトリプルRの定期点検のためバイクを預けた帰り、久しぶりに祇園祭の後祭です。ブラブラ、御池通りから新町通りを南下しただけです。

 別名、屏風祭りと呼ばれるだけあって、鉾町の立派なお宅には、その風格に相応しい屏風を所有されています。

 以前も申し上げましたが、後祭は趣きがあって好きです。

2019年6月25日火曜日

令和元年6月のあれこれ

 先月の予告通り、京都府北部、舞鶴へのツーリング。お墓参りが目的であって、美味しいもんはおまけです、ホントですって。そして、舞鶴なのに海、魚の話題は一切ナシ。

喫茶

右下)ラボラトワール 0773-60-6680 水休

 昼御飯もココでと思っていたのですが、事情により…。次回のお楽しみです。

 こんな所でオニバスコーヒーを出すとは!四種類の中からエチオピア?だったかな、たぶん浅めの焙煎なんでしょうが、丸みを帯びた果実味です。

 見目麗しい焼き菓子あれこれの中から、レモンタルト。直感で選んだだけですが、コーヒーとの相性が素晴らしかった。お互いの酸味の丸さが懸け橋になったかな?

 舞鶴にもこんな場所がようやく…、悦ばしいかぎりです。夜はバーの雰囲気が醸し出されるようで、また来たいな。合計¥800くらい。

上・左下)KAN,MAhttps://kanma.kyoto/ 0773-77-8897 木休

「カンマ」と読みます。ラボワトワールについて調べていたら見つけたトコ。アメリカの郊外の住宅みたいなカフェです。

 カラメルは別添え、西芳寺の卵のプリン。濃厚というより清澄さ。見た目だけではなく、味わいの強調がある細いストローで、オオヤコーヒーの豆のアイスコーヒー、合計?

 わたくし、「ココ(カンマ)に来る前に、ラボワトワールってとこ行ったんですよ」サービスの彼、「ハンバーガー食べられました?」わたくし、「いや、残念ながら。しょーもない蕎麦屋に連れていかれたんで」、帰り際の会話の抜粋。文章の内容とその人の雰囲気から察するに、SNS担当は彼かな?また今度ゆっくりお話を伺いたくなる人でした。

お土産

左)喫茶かりん

 京丹波町のベーカリー喫茶店。道の駅にパンを卸されていて、その存在を以前から存じておりました。それで今回やっとこさ来店、やはり道に迷いましたが。

 残念ながらカンパーニュはこの日はなかったので、惣菜パンを数点購入です。次回は蔵を改装した、琥珀色の空気が漂う内部で喫茶します。

右上)自分用お土産。舞鶴のスーパーで購入、竹中罐詰のオイルサーディン、¥490?

 イワシが整然と並んでいます。パンに挟んでお手軽かつご馳走感のあるサンドイッチ。間違いのない名品です。

右下)ま、ほとんどジャケ買いです。浮き星、¥500?カンマで購入。

 金平糖に似た形で、飲み物に加えると浮いてくるからその名前。ほんのり甘みを添加。紅茶などの透明な飲み物に入れた方が、見た目的には麗しい。



晩御飯


アリオリ 0771-58-9102 水休

 (予約がとれなくなったので、行きたくてもい行けない)京都の大好きなスペイン料理店のSNSで知りました。亀岡にスペイン料理店が出来たんだと。帰宅時間帯は老ノ坂峠が渋滞するので、ココでゆっくり晩御飯です。

 左上)飲み物はコーラだったかな?、¥400。隠岐の島産だったかな?岩ガキ、¥600。ビネガーのキレが際立たせる、潮の香りと牡蠣のコク。

 右下)タコのアヒージョ、¥750。パン、¥200?たぶん、アヒージョって初めてです。これはクセになります。ニンニクと具材の旨みがオリーブオイルに溶けだしていて、美味しいの「るつぼ」です。よって、主役は具材ではなく、このオイルなんじゃない?

 右上)何故だかこの日は魚介類ばっかりになりました、本日の海鮮パエリア、¥1,600。やっぱ米の歯応えとおこげがあるのが大好きです。

 左下)シメはやっぱり甘いもん、クレマカタラーナ、¥500。カモミール?のハーブティー、¥400。シェフとの会話も楽しいし、やっと亀岡での晩御飯の場所を確保できてうれしい限りです。



ここからは今月のネタです。

何年ぶり?

ビィヤント 075-751-7415 土休

 京都におけるスパイスカレーの先駆けといえるような名店です。創業何年なんですかね?昔っからあるトコです。

 初めて食べた時には、顔と頭から汗が噴き出した、ビーフ(中辛)、¥720。今ではちょうど良い感じです。いわゆる現代のスパイスカレーのように香辛料の香りが炸裂するという感じではありません。旨みがしっかりあり、そこに香辛料が咲くというカレーです。

 懐かしさと現代が同居している稀有なカレーです。







喫茶と買い物

Kurasu伏見稲荷 075-646-3766 不定休

 こんな所にコーヒースタンドと焙煎所が出来た。このお店は伏見稲荷大社がある本町通ではなく、西隣の師団街道に面しているので混雑はありません。

 上)立ち飲みです。ラテ、¥450。ミルクの泡あわとコーヒーの果実味が軽やかで心地よい。

 下)MIYAKOシングルドリップケトル、¥4,320。一目惚れ購入でしたが、優れものでした。注ぐ湯量の制御が思いのまま、実験というか試行錯誤が楽しい。












恐るべき完成度

THE HUMBURGER 072-286-3341 木休

 狐菴のインスタで言及されていたので興味を持ちました。結論としては、わざわざ出かける価値のあるハンバーガーでした。

 左)いつものようにチーズバーガーにしよかと思っていましたが、新作メニューに惹かれました。エスカルゴバター、¥950。くどくなるかなとの予想に反して、単なる足し算を超えた驚くべき相乗効果。ニンニクとパセリとバターが味わいの地平を拡張していました。
 ドリンクセット(+¥200)として、自家製レモネード(+¥100)。これも素晴らしい。天然素材の饒舌な味わい。

 右)ここのハンバーガーは豊かなのに、味わいがメチャ澄んでる。あかん、お代わりしたい。ということでハーフサイズ的なハンバーガー、スライダー、¥400。チーズはあるものの、トマトとレタスが省かれている分、パティとバンズの地力が分かりやすい。もうこの時点で恐ろしく美味しいんです。

 おそらく肉の挽き加減まで計算されているのでは?肉の粒が比較的大きくて歯触りも心地良いんです。このお店によって、ハンバーガーの概念が一段階向上しました。

2019年5月29日水曜日

令和元年5月のあれこれ

 あぁ、書く時間が無い。よってネタは一日分ってことで少ない。その代わりに画像を大きくしといたから。

御幸町田がわ、その1

御幸町田がわ 075-708-5936 不定休

 随分とご無沙汰しましたが、ご馳走を楽しむだけでなく近況報告も兼ねて。おまかせコース、¥16,000(税・サ別)

 右上から時計回りに、先附として、ぐじの湯葉巻き。古典的な趣き、湯葉のパリ感が何気に重要、たぶん。

 いつも期待してますの椀物は、油目(鮎魚女)と名残の筍に蕨を添えて。プリっとした感触と淑やかな味わいのアブラメが好きです。個人的には最も椀物に適した魚のひとつだと思います。ま、そもそもココの椀物が好きなんですけどね。

 向付は目板鰈を肝醤油と…忘れた。目板鰈、初めて食べました。こりっとした歯触りと共に滲み出る旨みを楽しむ。画像にはありませんが、骨煎餅付き。
 もう一品は、丹後の?とり貝。だいたいの卸値を知っているのですが、これはとても高価です。食べるとその理由もわかります。肉厚なので歯応えに富み心地よい上に、うまぁまみ(旨甘み)が満ち溢れています。




御幸町田がわ、その2

 上左)五月のお決まりのモチーフによる八寸。酒の肴というよりは、ほとんどご馳走の盛り合わせです。

 右から時計回りに、たたき風の鰆、一寸豆、粟麩とクラゲの和え物、鱒の粽寿司、白味噌仕立ての丹波産?豚肉の角煮、鯉の唐揚げ、冷やし茶碗蒸し。
 白味噌に豚肉の組み合わせ、ありそうでなかった。

 上右)きんきの信州蒸し。店主がお好きだという古典料理です。海のものと山のもの出会い。蕎麦屋さんでは味わえない料理です。

 中右)「バラバラにして、またひとつにまとめたんです」料理名は忘れましたが、渡り蟹の再構成です。内子や身にそれぞれ調味を施して、渡り蟹そのままを超える体験。

 下)焼き物は岩手県産だったかな?牛肉の炭火焼、脂はあるのに澄んだ舌触り。チョイ甘みのある玉葱ソースが感動を増幅します。

 撮影忘れの食事は、土鍋炊きの白御飯。一杯目のアテは香物、じゃこ、牛筋煮込みなど。二杯目は、卵かけご飯で。ちょっと醤油を注いでもらって、かきこむ感じでいただく。

 中左)最後の水物は、ピリッと山椒のアイスクリーム。遅刻しそうだったので、バイクでの来店でした。よって飲み物はペリエ、残念ながら。
 未体験の食材や料理に大満足、奮発した甲斐がありました。合計、¥18,000。

二軒目

アシェットデセール未完 050-1106-5646 不定休

 やっぱ食後はコーヒー飲みたいなで、カプチーノ。もちょっと甘いもん食べたいなで、一品目はティラミス。各要素の存在感は、過剰も過小もない。そのまとまりによる驚くべきキレ。

 二品目は、抹茶のパフェ。平凡な名前により回避しては損です。特別に抹茶が濃いわけではなく、組合せの妙が発する異次元の味わい。合計¥3,240。







 

さて、今月末には京都府北部、一日ツーリングに出掛けました。その模様は来月の中旬までには何とか掲載したいものです。

2019年4月23日火曜日

平成31年4月のあれこれ

新ネタちょこちょこ。

大発見、個人的に

ワルダー 075-256-2850 木休

 ある日の事、朝ごはん抜きの出勤ため、「お腹空いたなぁ」ってことでたまたま入ったのが最初。

 どハマリしました、トライアングル、¥240+税。硫酸紙を重ねたような、サリサリとした歯触りの生地が層になっています。そこに、ぽってりとしたカスタードが挟まれています。
 で、かぶりついてみると、受け取る印象はミルフィーユと似ています。生地の軽さと香ばしさと言う点では、パティスリーのそれを超えていて、「これスゲー」です。もう、これ目当てにココに通っています。

 できれば、湿度の低い晴れた日の午前中に、買ってすぐに食べるのが望ましい。この世のモノとは思えない、天上界のお菓子のような生地の軽さを堪能するならば。



ちょいと遅めの昼御飯

喫茶ペリドット 木金休

 営業日が増えたので久々にお邪魔です。

 左)柚子茶っぽい、柚香のジャムをお湯に溶かした飲み物。ちょいと甘みがあるのが東南アジアっぽい、自家製ポークパテのバインミー。

 右)ある意味銘菓、サクサクとろりの、ナタ。合計¥1,600。

 料理をアテに世間話と仕事の話、他のお客さんも交えて。で、その方が間借り営業されているのが次のトコ。




潜入捜査

喫茶探偵https://www.instagram.com/kissatantei.peco/ 不定休

 ペリドットもそうですけど、ココも昭和の雰囲気が漂っています。

 上)ハムとチーズのホットサンド。黒いのが挟まれていますが、これは何と海苔なんです。これが意外にも合うんです。

 右下)お手伝いの彼の本職は映像の撮影。その彼が淹れるブレンドコーヒー。ドリップの手法も独特です。単なるコーヒー好きを超えています。

 サンセバスチャンのお菓子だそうな、バスク風チーズケーキ。黒いのは焦げ目だそうですが、イヤな苦みはありません。

 左下)もちょっと長居したいな、イチゴソーダ。合計¥1,500。何の話をしたのかは思い出せませんが、よーするに世間話でしょうね。限定的な営業なんですが、店主のファンと思われる常連さんもたくさんおられて、皆ゆっくりされてます。








春のパンとコーヒーのための、田園ツーリング三重県編。

田園のパン、その1

マームベランダ 0595-51-6996 水木休

 ラリュミエールドゥースのご紹介です。樟葉から伊賀に移転されたのです。

 店を出てすぐ食べたクロワッサン、¥180。サクサクなのは当然のこと、バターの風味を堪能。

 持ち帰りで、バゲット、¥240。画像のカンパーニュ(ホール)、¥400。たぶん、全粒粉で焼かれていてクルミ入り。しっかりトーストしてもパサつくこと無く、粉の風味に溢れています。
 それと、あのオリーブオイルが売ってる。次に来た時は買います、メチャ安いんです。

田園のパン、その2

ごまめ 050-5241-2211 火水休

 ジャンティベイクのご紹介です。お持ち帰りで、mizikanoカンパーニュ、¥540+税。粉の風味が詰まっています。

右)misolive、¥210+税。味噌とオリーブの実が練り込まれているから、その名前。斬新な組み合わせですが、具材の個性が力強い生地の中でまとまっています。

 さて、ここらで昼御飯にしましょう。敷地内にテーブルと腰掛けがありまして、山里の景色も楽しみつつパンを楽しめるんです。お店の方も、「どうぞ、どうぞ」との事。
 ピクニック気分で呑気にmisoliveとごぼーズというパンを持って席に着きました。ところが、飲み物を取りに行くために席を離れたスキに、カラスにごぼーズを奪われました。わたくしは笑って済ませていたのですが、お店の方が(憐れんで?)わざわざ同じパンを提供してくださいました。全くこちらの落ち度でしかないのに、申し訳ない限りです。

 その恩義に応えるには至らないのですが、甘いもんを追加。スノーボールみたいな、白まめ(みたいな名前だったような…)とマドレーヌ、合計¥?お借りした器が木製の角盆だったので、八寸ふうに盛り付けてみました。
 麗しい風景、洗練された技術と力強い素材が融合したパンと焼き菓子、そこに人情が加わって、ココは特別な場所となりました。


田園の喫茶

点珈琲店https://www.tencoffeeten.com/ 0595-74-0450 火休

 ごまめの場所をグーグルマップで探していた時に見つけた自家焙煎珈琲店です。店内では時間の流れ方が、大河のようにゆったりとしています。

 上)深煎り専門店なのですが、その中でも一番深いやつ、あかめの珈琲、¥600。レアチーズケーキ、¥350。ギターにおけるディストーション(重厚)とクリーントーン(涼やか)のような対照的な味わい。でも、違和感は無いんです。

 お代わりで、二番目に深いやつ、ふつうの珈琲、¥500。「ふつう」とは言っても深煎りである事には変わり有りません。比較的、濃縮感もしくは妖艶さが軽めと言うことです。

 下)持ち帰りで、あかめの珈琲(エチオピア、200g)、¥1,300。カウンターで伺ったお話は、コーヒーのことや名張のことなど、色々と。







お茶のシングルオリジン


茶のみやぐら 0748-84-0405

 最後は信楽で。ほうじ茶のアイスクリーム、¥360。余韻でほうじ茶の香りが立ち上がる。奥ゆかしい感じが、日本料理の水物にも相応しい。

 持ち帰りで、朝宮抹茶おくみどり(100g)、¥2,790。「さみどり」に比べて、苦みしっかりめ。わたくし流のエナジードリンク、勤務中の眠気覚ましのグリーンティーとして。この用途をお話しすると、お店の方は珍しがられていました。

 合組(ブレンド)は無し、茶のみやぐらによる栽培100%のお茶。朝宮茶というより、茶のみやぐらのお茶。