カレーの盛り付けにも様式美 |
サボhttps://twitter.com/sabotkyoto 木休
たぶん、いつものグーグルマップ散歩で見つけたトコ。カレーとコーヒーのお店。寺町通りと河原町通りに挟まれた閑静な地域の路地(ろーじ)にあります。
チキンカレー、¥850。香辛料がほど良く煌びやかな、現代的なカレーです。パクチーを散らしているのが、意外に珍しい。専門店のカレーと喫茶店のそれを合わせたような、ご馳走感と日常が同居。ま、そもそも、カレーとコーヒーの店と標榜されているんですけど。
画像にはありませんが、ラッシー、¥100。カレーに合わせるならばコレ。
お土産 |
おまけネタではありますが、未体験の味わいに感動しまして。
イタリア人の方から貰いました。たぶん、アンティカ・ドルチェリア・リッツァというチョコレートブランドの製品です。シチリア島のモディカという、チョコレートの工房が集まっている街で作られているそうです。
口に入れた瞬間からビックリです。馴染みのあるとろける舌触りではなく、粒子感が強く、ジャリジャリしています。落雁に似てるかなと思ったけれども、もっと粒が大きい感じかな。
甘みは穏やかです。ビーントゥバーみたいな果実味が強いのではなく、香ばしさのあるカカオの香りがブワッと拡がる。この独特の風味に病みつきになって、全部食べてしまいました。
また食べたいな、と思ってカンティーナアルコでこの話をしました。岡山県にシチリア島食材の店があるから、そこでは扱っているそうです。岡山か…。
京都府唯一の村にして、最南端に位置する南山城村へ。わたくしの別荘へご案内致します。はいはい、いつもの寝言です。
旧童仙房小学校 |
木津川市から伊賀市に通じる国道163号線から、北に向かって山道を登っていきます。
後述のお店の方曰く、この辺りは標高500メートルあるそうで、途中から明らかな気温の低下を感じました。以前は避暑地として知られていたそうで、何軒かの別荘らしき建物がありました。
画像の旧小学校の横を通り、旧野殿童仙房保育園が目的地です。
ランチコース、その1 |
山のテーブルhttps://www.yamanotable.com/ 日月のみ営業
たぶん、フロント絡みで南山城村のことを調べていたら見つけたんだと思います。それ以来、来たくてしょうがなかったんです。
来店三日前までに要予約です、山のテーブルランチ、¥2,500+税。
左上)ありそうでなかった、煎茶のソーダ、¥500+税。食前の飲み物として最高です。地元産の上質な煎茶を使用しているので、その風味もしっかりあるんです。
右上)前菜として、クリュディテ(生野菜サラダ)とキンキのコロッケ。地元産の野菜とクスクス、軽い食感のコロッケ。楕円形の野菜、あれは何だったのかな?筍に似て美味しかったのだけど、マコモダケ?
右下)汁物として、セロリとお米のポタージュ。トロトロとサラサラの中間の舌触り、飲む御飯?もともと、ハーブが香るのですが、別添えのセロリを加えると清涼感と味わいの厚みが加わります。
左下)冷菜として、鱧と村の野菜サラダ。さすがに魚は隣の伊賀市から仕入れているそうです。下処理が大変だけど鱧は使い勝手の良い食材だと思います。野菜やドレッシングとも調和してサラダをご馳走感ある料理にしてくれます。
ランチコース、その2 |
左上)主菜として、鹿のロースト。もうこの一皿だけで、コース代金の価値がある食べ応えです。
丁寧に火入れされた鹿肉には、柔和な歯触りと野趣ではなく澄んだ味わいがある。こんな驚きがあるから、田園ツーリングは止められません。
右上)富士雄さんのコシヒカリ。インカのめざめなど地元産の野菜と一緒に炊かれた御飯。ほんのり甘みが楽しい。
都合により、茶菓としての松と梅の道明寺羹と童仙房の無農薬ほうじ茶の画像はありません。例によって、話に夢中で撮り忘れということです。
左下)昼食後、もちょっとゆっくりしたいなということで、お茶の時間に移行です。
東京の珈琲とチョコの自家焙煎店、蕪木のコーヒーとおまけのチョコレート、¥?これは片方だけ味わうのがもったいないくらいの驚くべき相互作用。サックリ軽さが際立つ、甘夏だったかな?のタルト、¥?
南山城村LOVEのお二人の料理と会話で、疲弊した心身が癒されました。距離的にはちょっと遠いけど、気持ち的には近い特別な場所。ということで、久しぶりにテーマ曲を妄想しまして、あいみょん「ハルノヒ」です。
右下)お店の方お勧めの、六所神社。拝殿?の茅葺屋根が珍しい。たまには神妙な気分に浸る。
アシェットデセール |
西洋茶屋 山本 080-7744-0631 水休
甘いもん食べたいけど、街中は先祭で混雑してるし、何処かないかなあ。ってことで、サヴィで見たことあるトコ思い出した。コース、¥2,000+税。
右上)塩味の小菓子(アミューズ・サレ)が三種類。奥からナッツのキャラメリゼ、ケーク・サレ、パート・ド・フリュイ。三者三様の味わいと食感、完成度の高さ。故にあれこれ食べる楽しさを思い出しました。
ワインペアリングも提案されているので、飲める人はさぞや楽しかろうに。
右中央)前菜のデザート(アヴァンデセール)は、山葵のピニャコラーダ。ココナッツのブランマンジェ、山葵のグラニテ、パイナップルソースで構成されて、爽やかさと濃厚さの波状攻撃。
バイクでの来店につき、飲み物は自家製赤紫蘇ジュース、¥?
左上)選択制のメインのデザート(グランデセール)は、ピーチメルバです。桃のコンフィとシャーベットで、柔らかい香りと甘さに浸る。アーモンドミルクの泡でコクも楽しむ。
左下)もう一つのメインを追加、マンゴーとチーズケーキ。濃厚さを堪能したいと思ったのですが、レモンのコンフィチュールとバルサミコアイスが洗練と奥行きを加えています。
右下)最後に五種類のお茶菓子。フィナンシェ、カヌレ、京都産ジンのマカロン、メレンゲなど。もちょっとお話を伺いたい、追加でコーヒー、¥?ホント、洋菓子の極楽みたいなトコでした。合計、¥4,100。次はワインと合わせないとね。
屏風祭り |
ストリートトリプルRの定期点検のためバイクを預けた帰り、久しぶりに祇園祭の後祭です。ブラブラ、御池通りから新町通りを南下しただけです。
別名、屏風祭りと呼ばれるだけあって、鉾町の立派なお宅には、その風格に相応しい屏風を所有されています。
以前も申し上げましたが、後祭は趣きがあって好きです。