2019年2月28日木曜日

平成31年2月のあれこれ

キャラメルの誘惑、懐かしさと斬新さにキャラメ捕られて。もはやこれは恋でしょう、ということで、原田知世「ロマンス」を聞きながら。

その1

トラサルhttps://www.instagram.com/torasaru_official/ 0748-83-1186 水休

 信楽にて、キャラメル・レアチーズケーキ、¥450+税。

 レアですから涼やかな口当たり。キャラメルの風味は強いわけでがありませんが、その代りチーズと相まって上品な趣きに転じています。両方のイイとこ取りとも言えます。

 トラサルは陶磁器を中心としたギャラリーカフェなのですが、レパートリー豊富なチーズケーキ専門店という側面もあります。そー言えば、持ち帰り用でキャラメルのパウンドケーキってのもあったな、あれも良かった。







その2

カフェラッテ 075-322-2766 月休

 塩キャラメルのジェラート(シングル)、¥350。

 酷暑のさなかに果物系のソルベではなく、この選択はど~なんだろう、と思ってしまいましたが問題無しです。名手の舞踏のような舌触りと口解け。コッテリとは対極のキレの極み。真夏の癒し、オアシスです。

 休日の夜なのでやっぱ賑わってるな~ってことで、持ち帰ろうとしました。ですが、「カウンターで良ければ、涼しい店内でどうぞ」とのお言葉に甘えて立ち食いです。

 ちょっとネットで調べたんですが、バールにも色々な形態があります。食事が充実しているリストランテ・バール、ワインやリキュールが豊富なエノテカ・バールなど。その分類によると、カフェラッテはジェラテリア・バールなんですね。ジェラートを中心として、カフェとお酒もあります。そして、それらの合わせ技として、アフォガットやコレットを楽しめるわけです。

 お酒+ジェラート、何で流行らんのかな~?






その3

パンヤジュンヤ 0745-78-6868 月火休

 奈良県香芝市のパン屋さんです。イートインはお隣のココ・コーヒーにて。キャラメルクリームサンド、¥160。

 昔ながらのキャラメルが溶けたような粘度の高さ。苦みが香ばしさに昇華、濃縮感があるのにしつこくない甘み。
 脇役に徹したパン生地が素朴な雰囲気を醸し出すものの、味わいは大人の菓子パン、感動。

 余談ですが、悩んだ末に扇子の上に載せて撮影しました。ま、これはこれで趣きがあります。でも、汁気や油が気になるとこれはできません、この扇子は大事なものですから。よって、これからは懐紙を携帯すべきかな。





その4

カフェコチ 075-212-7411 第3水・木休

 キャラメルパフェ、¥800。キャラメルミルク(温/冷)、¥650。

 しつこいようですが、このパフェが好きなんだから仕方がない。キャラメルのミニシューが(たぶん)3つ、バニラアイス、ホイップクリーム、ナッツ各種が詰め込まれています。焼き菓子を添えて、最後にキャラメルソースを注いで完成、想像ですが。
 洋菓子の基本要素のみで構成されているのですが、味わいはフツーではない。甘みもコクも苦みもあるのですが、高度に調和してるから重ったるさとは無縁です。つまりは、フツーを突き詰めて普遍に至るってとこかな。見た目が地味だからって、侮るべからずです。

 キャラメルミルクはたまに注文します。今の時期のように暑い時期には、当然アイスです。たとえ猛暑であろうとも、涼しい店内に入れば、しっかり甘いもんを飲みたくなるのが、わたくしの性であります。とは言え、苦みもあるから単なる甘ったるさとは無縁です。
 寒さ厳しい折りにはホットを注文すると、ココア同様、身体のこわばりを解き放つ働きがあります。

 だがしかし、ちょっとやり過ぎでした。いつもはいずれかの注文ですが、この企画に引っ張られてしまいました。各々で完成しているのだから、どちらかで十分なんです。それに、他にも魅力的なメニューがあるんだから。

その5

ピエ二ブラン 074-293-4471 定休

 奈良町のパティスリーカフェです。塩キャラメルのフィナンシェ、¥220。

 まーこれもいつものやつで、しつこいんですけど、好きなんだからやめられない。けっこう効いた塩が生地のキャラメルを引き立てています。モッチリとまではいかないが、弾力のある生地です。

 持ち帰りにしたので、ちょっと変形しております。購入時は焼き立てだったので、甘くバターの香りがプ~ンと立ち昇っていました。やっぱり、その場で食べるのがベストですね。

 後で分かったのですが、本当は焼けてから10分以内に食べて欲しかったんだと。

 余談です。「こんにちは」、わたくしの後ろから聞こえました。「ん?」と振り返ると、コココーヒーの店主の方がおられました。わたくし、「焼き菓子の仕入れですか?」と尋ねると、ピエ二の一周年のお祝いに来られたそうです。なるほど両店の良い関係性がうかがえます。それにしてもプライベートでも、相変わらずキラキラされてますなぁ。




その6

アイタルガボン 075-255-9053 不定休

 キャラメルアイスクリームのアフォガード、¥?前回、気が付いたのですが、いつの間にこんな魅惑のメニューが加わっていたのでしょうか。

 ティラミスもそうなんですが、使用するコーヒーの高品質化によって、定番デザートの感動喚起力が飛躍的に向上します。

 キャラメルアイス+エスプレッソによって、舌触りの多重化がある。エスプレッソと溶けたアイスが混ざったサラサラ感。柔らかくなったアイスの表面のトロトロ感。アイスの中心部のシャリシャリ感。
 この変化を考慮しつつ、アイスを崩しながらエスプレッソをソースのようにして味わうのが楽しい。エスプレッソの気高い香ばしさを感じつつ。












その7

パティスリーエス 075-361-5521 水木休

 ムラングシャンティーキャラメル、¥420+税。

 初めてこのお菓子を体験した時は衝撃でした。滑らかの極致のクリーム、サクサクかつ泡のような口当たりのメレンゲ。キャラメル好きではありますが、真に味わうべきはそこなんです。

 いつもショウウケースに並んでいる、定番のお菓子だと思われます。初めて食べた時、「これは斬新やで」と感激しきりでした。しばらく後に知ったのですが、実は古典菓子です。








その8

気楽堂 075-643-9352 無休

 我が家の定番コーヒー、グリーンアイズの喫茶室です。グァテマラ(200g、¥700)を購入するために立ち寄ると、「あっ、もう出てる」です。寒くなり始めると、販売開始される、わたくしの定番チョコレートです。

 フェアトレード団体が手掛ける、ソルト&キャラメルチョコレート、¥600。

 チョコを割ってみると、断面に塩の粒が見えます。噛むとジャリっとした感触が伝わる程の大きさです。

 ま、bean to barみたいな果実味は無いのですが、コーヒーのアテとして、非日常感のある甘いもんとして、毎年楽しみにしています。












その9

カフェコチ 075-212-7411 第3水・木休

今度は夜カフェでコチ。飲み物とキャラメルクレープのセット、¥1,100。

 生地のモッチリとした歯触りが心地良し。キャラメリゼによる苦みとブランデーのような妖艶さを伴ったキャラメルソース。

 見た目の派手さなど皆無ではありますが、紛れもなく大人のための甘いもんです。ウイスキーとかブランデーが合いそうな気がしますが、どうなんですかね?














 
その10

グランヴァニーユ 075-241-7726 日休

 この世にこんな素晴らしい組合せが存在していたとは。キャラメル・ミルフィーユ、¥600?(アキレウス所有の名馬)クサントスとバリオスみたいな無敵の組み合わせ。

 魂を震わせるようなパイ生地のサクサク感、恍惚に導くクリームのトロリ感、キャラメルの甘さと苦みの両面性がもたらす蠱惑的な味わい。ここまで来ると、魔性のお菓子と呼びたくなります。

 最後の晩餐があるのなら、食事の〆はこのお菓子にしたい。















 たぶん、キャラメルの味わい無しでは生きていけない。ということでテーマ曲は、イナフ・ズナフ「I Could Never Be Without You」です。

 あーそうそう、Google+が終わるそうなので、お馴染み、速報ネタは代わりにインスタグラムhttps://www.instagram.com/asobinin.a/に掲載します。