金沢駅西口 |
グッドネイバーズホステルで自転車を借りたおかげで、こっち方面を攻める事ができます。
駅西側は完全にオフィス街であり、なおかつ郊外の雰囲気もあります。
とりあえず、大通りを直進。やっと、あの店に行けます。
三回目の金沢にしてやっと |
HUG mitten WORKShttp://hug-works.com/ 076-207-9096 金休
新ネタ、その2。ハグミトンワークスと読みます。装飾を排した外観にお店の在りようが如実に表れています、後にして思えば。
郊外の店らしく、駐車場が広々しています。自転車で来るほうが珍しいのでは。
余談ですが、小径車でも変速機付きは便利です。
ベ-グルランチ |
タンドリーチキンのベーグルランチ、飲み物付きで、¥1,200。+¥100でデザート付きに。
運ばれてきた瞬間、わぉと歓声があがるタップリランチ。野菜多めなのは、旅人にもうれしい限りです。
タンドリーチキンの味付けの良さもあるのですが、ベーグルの味が明確です。表面のパツンとした歯触り、ほのかな甘味。
キッシュは加賀野菜の五郎島金時入り。甘みが立ちすぎることなく、キッシュとしてまとまっていて、おかずとして好み。
総評するなら、量のわりにはお腹に軽くて、後味スッキリ。これって上質な食事の証拠。白シャツにデニムが似合う人みたいに、雰囲気も料理もホント自然体。
持ち帰りで、醤油クッキー(¥450)と朝ごはん用のプレーンのベーグル(¥200)。
ハッキリ言って、このお店の魅力をくどくど説明するより、ホームページの紹介動画をご覧になった方が早い。こう言っては身も蓋もないのだけれど。
骨董パラダイス |
金沢古民芸会館
いなさの店主に紹介されたのがココ。自転車のおかげで来ることができました。ご自身でもこのお店で器や椅子などを購入されたそうです。
1Fは主に器が所狭しと並んでいます。骨董屋と言うより、古道具屋の趣きです。
2Fは箪笥などの家具が中心で、値札を見ると手の届く範囲内。置くとこないけど、本気で欲しいものが山盛り。
蓋物 |
明治の伊万里、蓋物を五客とお盆、合計、¥13,000(送料込みで)。値引き分で送料を捻出、ありがたいことです。
絵付けは、赤い実と花が同時にあるのは変ですけど、南天と松ですかね。だとすると、白い余白は雪になるのでしょうか。
別に季節を意識して購入しているわけではありません。何となくこれええな、です。
伊万里は金沢の他の骨董店でも多く販売されています。ですから選択肢は多い。その中からコレを選んだ理由は、何となくとしか言いようがない。しいて言えば、呉須の発色、図案、それらと金彩とのバランスかな?
あっ、この青はメランコリックサファイアってことか、いま気が付いた。
こんな神社ほかにある? |
尾山神社の鳥居と社殿の中間に位置する神門です。前回の画像ではステンドグラスの様子が分かりにくかったので。
ここに来たということは、次に行くとこ判りました?
またココでお茶の時間 |
Blanket cafehttps://www.facebook.com/blanketcafe/ 076-261-3322 月休
浅煎りの高雅さが忘れられなくて、再びやって来ました。グッドネイバーズの女子スタッフも絶賛。
ウイスキーの風味がほんのり、アイリッシュコーヒーゼリー、¥580。酒香菓子(しゅこうがし)愛好家としては、もう少しアルコール強めが好みですが。甘みのあるクリームの白とコーヒー&ウイスキーの黒を絡めてマリアージュ。白と黒の対比が麗しい。
このデザートはシブい?セクシー?どっちも。つまりシブセクシーなおやつです。
ネルドリップで、イルガチェフの浅煎り、¥450。ネルのためかより豊潤に感じます。コーヒーの果実味が花束になってるような、これは唯一無二です。
よ~し久し振りに言いたくなってきた。ここの浅煎りコーヒーのテーマ曲は、 ボンジョヴィの「Bed of Roses」です。この題名の意味は、おそらく「裕福な生活」です。ブランケットのコーヒーを飲んでいると、少なくとも心は豊かになります。
もちょっと、のんびりしたいな。おかわりで、マラウィの深煎り、¥450。アテは、キャラメル・ビスコッティ、¥80。
今日こそは帰りに近江町市場で魚を買いましょう。
自炊で夕食 |
今回の晩御飯はご馳走です。題して、ノドグロ(¥600×2)のアクアパッツア日本海風。まぁ、ぎんばさが入ってるだけですけど。
前回のハタハタと同じ様に塩煮にしようかと思ってましたが、オリーブオイルがあったので急遽変更しました。ニンニクチップスも砕いて入れてます。もうちょっと塩をして脱水した方が良かったけど、こんなもんでしょ。あの~魚の向き逆なんですけど...。
ところで、自炊に足りなかったものは味噌汁。気が付いたらスーパーに即ダッシュ。インスタントでもイイんです、生みそタイプなら猶のこと良し。
初秋の金沢、四日目。
自炊で朝食 |
今日のブランチは、インプロヴィゼーションでノドグロのインド風。要するに残り物に残り物を合わせて、味を変えてテキトーに楽しむ。
昨晩、宿のスタッフが作ったカレーを「食べます?」と言ってくれたので、翌朝に使ってみました。これが意外にもヒット。スパイシーソースみたいな感じでちょうど良かった。
余談ですが、ヨコ文字の羅列で表現される物事は、実質的にはどーってことないものばかりです。陳腐さの誤魔化し。
さらに余談です。新しいものとは既存の要素の組み換えでしかない、とゲーテが言っていたと本で読んだ記憶があります。違いました?
最後のお泊りはココ |
Neighbours Inn金沢https://neighborsinn.com/
四日目はグッドネイバーズホステルが満室だったので、10月にオープンしたてのネイバーズインに移動。場所は駅西地域に位置しています。
他の二店舗に比べて収容人数が多くて、団体の宿泊にも対応可能です。また、個室が主になるので、家族連れの宿泊客が多いそうです。
とは言えいつも通りの、ドーミトリー一泊、¥1,500。この日の受付は、若きやり手の社長さんでしたが、わたくしのことを覚えておられました。わたくし、そんなにパンチ効いてます?
結果的に、グッドネイバーズグループ三店舗を完全制覇。
海が呼んでる |
ネイバーズインも自転車の貸し出しは無料です。この宿は繁華街から少し離れているので、ありがたいサービスです。ママチャリなのは目をつぶりましょう。
ホームページの地図を見てると海が近そうだったので、ママチャリで30分激走ののち到着。厳密には画像の示すところは日本海ではなく、その手前の大野川です。
でも、紛れもない潮風に吹かれて心穏やかです。
近くの金沢港いきいき朝市にも訪れましたが、食欲が無かったので昼食用の買い出しはパスでした。調理してみたい海産物は山盛りだったので残念です。
帰る途中、宿から近所になったハグミトンワークスに立寄って自炊用のベーグル二個とチャイを持ち帰り、¥910。
いったん宿に戻って、リビングで「スラムダンク」と「るろうに剣心」を読みふける。何回読んでも飽きないというより、いつまでたっても大人になれない、わたくしです。
以下、どーでもいい話。わたくし、バスケをやってた時は、まさに宮城リョータ型のポイントガードでした。また、人の目を盗んでは、傘で牙突のマネをしてしまいます。
忍者寺の路地裏 |
妙立寺(忍者寺)
ランプレドットのマダムや宿の他の宿泊者が、やたらと勧めるので拝観いたしました。拝観料、¥1,000。
あれこれの仕掛けが、忍者屋敷を連想させます。しかし、説明にあるように実際は防御や迎撃のための工夫であって、前田家の前線基地と言った方が事実に即しているようです。
それにしても観光客が多い。
実家のお土産 |
甘納豆かわむら 076-282-7000 毎月第1火休
忍者寺から近いので、にし茶屋街に来ました。小京都という表現がありますが、この辺りは小祇園と呼べるかもしれません。地元の人には失礼かもしれませんが。
さて、金沢のお土産といえばの代表格をやっとこさ購入。金時甘納豆、¥250。雪てぼう、¥250。大浜の緑豆、¥280。
実家で味見しました。それぞれの豆の持ち味を発揮させつつ、洗練された甘いもんとして結晶しています。シンプルイズベストのお手本かもしれません。
店舗の外観と内装、包装の意匠、陳列、価格設定、接客いたるまでスキの無さに驚きます。たんにカワイイで済ませては学びが無いと思います。
ところで、大浜の緑豆に「二三味さんの豆」とあります。そう、あの二三味珈琲さんのお父さんが栽培された豆だそうです。
犀川の黄昏 |
金沢の日は暮れて...。
日没直後のグラデーションの薄明り。これをマジックアワー、またはマジックタイムと言うらしい。レトロな鉄橋と寂しげな笑顔みたいな空の表情。そこでふと思い出しました。
ずいぶん前にファーストキスについて、英語圏の人達と話し合ったことがあります。
中学生の頃、バレーボール部の練習コートは男子、女子が隣り合っていました。当然、年頃ですから隣をチラチラ意識していたものです。
ある日、仲の良かったコと練習後にバレーボールについて話をしていました。お互いそれぞれのチームの先発メンバーですから真剣です。しばらくすると、何ともビミョ~な雰囲気になってきたことを覚えています。そして、そこに至る経緯は忘れているのですが、いつのまにかキスしていました。
そんな話をしたら、「Oh,That is magic hour」と言われました。マジックアワーって、と思わず笑ってしまいましたが、その時は男女がいい雰囲気になる事を指していると理解しました。でも記憶違いですかね。検索しても日の出直前か日没直後の薄明りとしか出てきませんので。
そんな甘酸っぱい事を思い出させる金沢の夕暮れ。
ついに来た! |
鮨 岡うまhttp://susiokauma.jp/ 076-255-2501 日休
新ネタ、その3。三回目の金沢にして、ようやく高いお鮨食べるで~。おまかせコースを予約してます。
飲み物は日本酒。銘柄は分かりません、「少しだけなら、イイの飲みますか?」とのお勧めで。確かに料理との相性の良さを認識します、キレのある味に色を帯びるような。
先附は、イチジクの白ごまかけ。お造りは、ヒラメとカツオ、赤イカ。続いて、冬瓜の煮物、豆板醤ウニを合わせて。
特筆すべきは、熟成のためか旨みが強烈なひらめ。一切れに宿った力に、スゲ~と唸ってしまいます。
握りは、最初に江戸前の基本のコハダ。トロ、白板昆布のせサンマ。穴子は二種類でツメを塗った基本型と、蒸してるのかな?さらさらの口解けの一貫など。
続いて、ウニとイクラのミニ海鮮丼。最後にアオサの留椀、干瓢の海苔巻き、玉(厚焼き玉子)が二切れ。合計、¥11,795。
終始、食材のことを伺って研修みたいな雰囲気もありつつ、楽しく食事ができました。話しているうちに、なんと、わたくしが県外では初めての客だということが判明しました。先月開店されたばかりですので、来られるのは知り合いや関係者の方だけだったそうです。
出来ることなら、各季節に一回ずつ訪れたいものです。それとスミマセンね、お鮨は撮影できませんでした。サッサと食べるべきものだから。
新ネタ、その4 |
Pâtisserie Bar Chttps://www.facebook.coー/patisseriebarC/ 076-256-1720 日休
金沢のことを調べるためにネットでもウロウロ。そして発見しました、上述のお鮨屋さんとメチャ面白そうなトコ。お酒と甘いもんを楽しむ場所が金沢にもあります。酒香菓子の聖地。
チャージは、お酒を頼んだ人は、¥500。その日は、小さいマドレーヌなど焼き菓子が五個くらい。奥の青い絵付けの小皿です。飲み物は、ブドウジュース(赤)、加賀棒茶、極甘口のシェリー。
チョコとフォアグラのテリーヌ、¥1,600。シェリーに合うそうです。想像通りのネットリ舌触り。甘じょっぱくて、まとわりつくような妖艶の極致。おかげで隣のキャラメルアイスが爽やかに感じます。
後から来た隣のお客さんが、「何を食べたんですか?」と、わたくしの注文したデザートを尋ねられました。半ば冗談のつもりで、「エロそうやったから、これにしました」と答えたら、店主が苦笑いされてました。
店主と他のお客さんと一緒になって喋りまくりで、京都の事も話しつつ、滞在時間はたぶん3時間前後。日付が変わってました。最終的に合計、¥4,100。
デザートコース |
デザートコースは五人限定で、こんな感じでやってますと、お品書きを貰いました。でも、「先月は、さすがにやり過ぎた」とおっしゃていて、いつもは六皿ぐらいだそうです。
うわ~めっちゃ行きたい。酒香菓子で食い倒れたい。
またいっとく?このお店のテーマソングは、ウォレントの「Cherry Pie」です。「彼女はチェリーパイ…美味しくて、大の大人もそう叫ぶ、甘いチェリーパイ…」(テキトー訳)、華やかで色気のある楽曲が、このお店のアシェットデセールに相応しい。だけど歌詞は…エロい、直接的な表現ではないけれども。
いちおう申し上げておくと、お店は大人が寛げる洗練された場所です。仕立ての良いスーツや着物での来店がカッコイイ。店主も気取りのない清楚な方です。エロい、エロいと言ってるから勘違いしないで下さいよ。わたくし、ホントに気に入ってるんですから。
まだあるんです、その3に続く。