このブログをご覧になっている方の中には、わたくしがなぜ、ここまで食材や調味料に執着するのか不思議に思われるかもしれません。独り暮らしを始めた当初は、もちろん近所のスーパーで全てを済ませていました。それがいつの間にやら、この病的な有様。我ながら、いちいちめんどくさい奴です。
料理は好きか嫌いかで分ければ、下手か上手いかはともかく、もちろん好きです。ですが、限られた時間で毎日となると...。しんどい、面倒くさい、誰か作ってくれ、となります。こんな風に不平を並べても、好きで独り暮らしをしているのだから仕方がない。当然、食べないわけにはいかない。まともな食事やお惣菜を、毎日買うほどの余裕はない。
となると、自分で何とかして、継続して調理する工夫をしなければなりません。無理矢理にでも楽しまなければならない。だから、珍しい食材にすぐ手を出す。上質な調味料を見つけてはすぐに使ってみる。たまに面白そうな調理器具も買います。そんな事を続けていると、世の中にはテレビの宣伝では見かけない、素晴らしい、美味しいものが沢山ある事を知ります。
こうなると自炊が半分、趣味になります。だから続けられるのです。楽しさ半分、苦しさ半分。この傾向は加速する事はあっても、この先減速したり後退することは無いでしょう。好奇心が続く限り、探求は終わりません。
もう少し余裕があれば、ぬか漬けをしてみたいのですが、無理だろうなぁ。